「難色を示す」とは?意味や使い方をご紹介

「難色を示す」と聞くと、皆さんはどんな表情を思い浮かべるでしょうか。交渉や相談などの場面で「難色を示している」人の顔つきは、きっと厳しいものであるでしょう。今回は、「難色を示す」の意味や使い方を、類語を含めて紹介します。

目次

  1. 「難色を示す」の意味
  2. 「難色を示す」の使い方
  3. 「難色を示す」の類似表現

「難色を示す」の意味

「難色を示す」(なんしょくをしめす)とは、(あえて口に出して言わないけれども)不賛成な様子や承知していないという態度を見せることです。

「難色を示す」の「難」は難しそうなことや気難しそうな雰囲気のこと、「色」は様子や顔つき、表情を指します。また「示す」は、気持ちが相手に伝わるように表す、という意で用いられます。

「難色を示す」の使い方

「難色を示す」は、他者や周囲のできごと、提案などに対して不承知である、納得できないさまを表すやや固い表現です。ここでは、例文を用いてみていきましょう。

承知しない・反対する様子

申し出や提案に対して、その意見に反対している、承知していないという様子を表現することができます。理由や背景に関わりなく、不承知であることを指します。よって、文章にその理由などを伴うと、よりわかりやすく伝えることができるでしょう。

【例文】

  • 賃金アップの要求については、経営側が難色を示している。
  • 新しい企画に彼を起用することに対して、先輩が難色を示した。

不満で険しい顔付きになる

また、何か不快なことがあって顔つきが険しくなる様子も「難色を示す」と使えます。この場合は、「納得できない」といったニュアンスを含みますので、自らの起こした行動によって不快を感じた場合には用いません。

【例文】

  • Aさん主催の会合に参加することに、Bさんは難色を示していた。
  • ビルの高層階の会議室が会場になると聞き、高所恐怖症の先輩が難色を示した。

「難色を示す」の類似表現

渋面

「渋面」(じゅうめん・他に「しぶづら・しぶつら・しぶめん」とも読む)は、何かしらの原因で不機嫌そうな顔つきになる・苦々しい表情になることです。「渋面を作る」といった形で使われます。

「難色を示す」と表情は似ていますが、「承知しない・反対である」というニュアンスは含まれていません。あくまでも顔つきのみに対して使う表現です。

【例文】

  • 彼の失礼な物言いに、その場にいた人は渋面を作った。
  • 苦手なピーマンを目の前にして、息子は渋面している。

しかめっ面・眉根を寄せる

しかめっ面(しかめっつら)は、顔の皮膚を縮めてシワを寄せるような顔つきになることです。不快に思って表情が変化することのたとえです。「眉根を寄せる(眉の根元部分が中央に寄ってしまうような渋い表情)」とも表現します。

「難色を示す」と似た意味で使えますが、表情に焦点を当てていて「難色を示す」のように様子や態度については言及していません。

【例文】

  • 撮ったばかりの映像を、監督はしかめっ面をして観ている。
  • プライベートに切り込む記者に対し、関係者は眉根を寄せた。

苦虫を噛み潰したような

「苦虫を噛み潰したような」(にがむしをかみつぶしたような)とは、不愉快になることがあり苦々しい表情をする渋く厳しい顔をすることです。想像上の苦い味の虫を噛み潰し、その時の不愉快な表情をたとえたフレーズです。

「苦虫を噛み潰したような顔つき」、「苦虫を噛み潰したような様子」などのように使い、上記2つのフレーズに比べると、不愉快な様子をより強く表現しています。「難色を示す」と異なり、能動的な行動により、不愉快なことがあった時にも用います。

【例文】

  • ミスでデータを全て消してしまい、彼は苦虫を噛み潰したような顔をしている。
  • 制服を泥まみれにして遊ぶ子どもに、お母さんは苦虫を噛み潰したような様子だ。

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