「似ても似つかない」とは?意味や使い方をご紹介

「似ても似つかない」という言葉をご存じでしょうか?テレビや新聞等でもよく使用されている言葉ですので、一度は耳にしたことはあっても、詳しい意味を知らないという人も多いかもしれません。今回はそんな「似ても似つかない」の詳しい意味や具体的な使い方をご紹介します。

目次

  1. 「似ても似つかない」とは?
  2. 「似ても似つかない」の使い方
  3. 「似ても似つかない」ことを表現することわざ

「似ても似つかない」とは?

「似ても似つかない」とは「少しも似ていない。まったく似ていない。」という意味を持つ慣用表現です。

「似つかない」は、「よく似ている」という意味の「似つく」の否定形の言葉です。「似ても似つかぬ」や「似てもつかない」という言葉もあります。

ただし、「似ても似つかない」を「似て非なり」という言葉と混同して、「ちょっと見たかぎりでは似ているが、実際は全く違う」という意味で使うと誤りになりますので注意が必要です。

 

「似ても似つかない」の使い方

「似ても似つかない」は、多くは対照的な二つの人物やもの・事柄について比較し、その二つが全くの別物であることを表現する際に使われます。

 

例文

  • インターネットで知り合った人物に実際に会ってみたら、想像とは似ても似つかない別人であった。
  • 彼女の顔は母親にそっくりであるが、性格は似ても似つかない
  • 今現在私が担当している業務は、以前担当していた仕事内容とは似ても似つかないため、慣れるまで苦労しました。

「似ても似つかない」ことを表現することわざ

「月とすっぽん」

「月とすっぽん」とは「二つのものの違いがはなはだしいこと」のたとえとして使われることわざです。懸隔(けんかく:かけはなれていること)がありすぎて、両者が比べ物にならないさまを表しています。

「月」と「すっぽん」はどちらも丸い形をしているという共通点があります。しかし「すっぽん」は沼や河川に住むスッポン科のカメで、高級食材であるにせよ月の価値には及ばず、その差は比較にならないほど大きいことから来ています。

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