「我が意を得たり」とは?意味や使い方をご紹介

「我が意を得たり」という言葉をご存知でしょうか。時代劇などで使われているのを耳にすることもあるでしょう。少しかたいイメージの言葉ですので、日常で使うことは少ないかもしれません。この記事では、「我が意を得たり」について解説します。

目次

  1. 「我が意を得たり」とは?
  2. 「我が意を得たり」使い方
  3. 「我が意を得たり」類義語
  4. 「わが意を得たり」英語での表現
  5. 「我」を使った慣用句

「我が意を得たり」とは?

「我が意を得たり(わがいをえたり)」とは、次のような意味を表す慣用句です。

  1. いろいろな物事が、自分の思っていた通りになること。
  2. 自分の思っていたことと他の人が思っていたことが、ぴったり同じであったこと。

「我」をひらがなにして、「わが意を得たり」と表記することもありますが、同じ意味の言葉です。また、「我が意を得る」もほとんど同じ意味の言葉です。

「我が意」とは?

「我が意」は、自分の考えや自分の気持ちのことです。「我が」で「私の=自分の」、「意」で心の中の思いや気持ち、考えのことを表します。

「得たり」とは?

「得たり」は、動詞の「得(う)」の連用形に、完了を表す助動詞「たり」がついたものです。何か物事がうまくいったときに、「やった!」「しめた!」「うまくいった!」という意味で使われます。

「得たり」を使った慣用句には、次のようなものがあります。

  • 【得たり顔:えたりがお】:得意そうな顔つき。してやったりという顔。
  • 【得たり賢し:えたりかしこし】:何か物事がうまくいったときに使われる言葉。「しめた!」「うまくいった!」という意味。

「我が意を得たり」使い方

  • 課長が会議で提案した議案について、部長も我が意を得たりとばかりにうなずいていた。
  • 新作の映画は評判が高かったが、自分には今一つ刺さる内容ではなかった。ところがSNSでは同じように今一つだったという意見も少なからずあり、我が意を得たりと心でうなずいた。
  • 期末試験の成績があまりよくなくて、母からはひどく叱られた。父は何も言わなかったが、叱る母のそばで我が意を得たりとばかりににやにやしていて、それも無言のプレッシャーになった。

「我が意を得たり」類義語

「我が意を得たり」の類義語には、次のようなものがあります。

  • 意のまま
  • 思うがまま
  • 思い通り
  • 思う壺
  • 思いのまま
  • 願い通り

「わが意を得たり」英語での表現

「我が意を得たり」を英語で表現すると、次のようになります。

  • you’ve hit the nail on the head(直訳では「釘の頭のところを打つ」だが、hit the nail on the headで、核心を突く・図星を指すという意味をなす)
  • that’s just what I thought(それはちょうど私が考えていたことだ)
  • that’s exactly like I feel(それはまさに私が感じている通りのことだ)
  • that’s exactly what I think, too(それはまさに私も考えていたことだ)

「我」を使った慣用句

「我」を使った慣用句には、「我が意を得たり」以外にも次のようなものがあります。

我関せず

「我関せず(われかんせず)」は、自分には関係がない、自分には何の責任もない、という態度をとる様子を表した慣用句です。

【例文】
道で派手に転んでしまったが、周りの人たちはみんな我関せずといった様子で通り過ぎて行った。

我に返る

「我に返る(われにかえる)」は、次のような意味の言葉です。

  1. 意識を失っていた人が、意識を取り戻すこと。
  2. 何かに夢中になっていた人が、興奮していた状態から普通の状態に戻り、現実の姿がどうであったか気がつくこと。

【例文】
イヤホンから流れる音楽に合わせて歌いながら歩いていた高校生が、周りの人たちの視線に気がついて我に返ったらしく、恥ずかしそうにしていた。

我を忘れる

「我を忘れる(われをわすれる)」は、次のような意味の言葉です。

  1. 自分のことを忘れてしまうほどに何かに心を奪われてしまうこと。
  2. 興奮して、理性をなくしてしまう様子。

【例文】
久しぶりに編み物を始めたら、つい我を忘れて夢中になってしまい、気がついたら徹夜して夜明けを迎えてしまった。


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