「たかをくくる」とは?意味や使い方をご紹介

「たかをくくる」は有名な慣用句ですが、成り立ちや意味をしっかり理解していますか。そんな事知ってるよと、たかをくくっていると大事な場面で赤っ恥をかいてしまうかもしれません。この記事では「たかをくくる」の意味や使い方を例文を含めて紹介します。

目次

  1. 「たかをくくる」の意味
  2. 「たかをくくる」の使い方
  3. 「くくる」を使った慣用句

「たかをくくる」の意味

「たかをくくる」は、「せいぜいそんな程度だろうと決めてかかる・見くびる・侮る」という意味の慣用句です。どうして、このような意味なのかは「たかをくくる」を漢字で表記すると見えてきます。

「たかをくくる」は漢字で、「高を括る」と書きます。「高」を「鷹」と間違える人が見受けられますが、正しい漢字は「高」ですので覚えておきましょう。

「たかをくくる」の語源

「たかをくくる」の「高」は、物の数量や金額を見積もった時の合計額や「石高(こくだか)」のことを指します。また「括る」は、「1つにまとめる・総括する」という意味があり、「括弧で括る」などと使われます。

「石高」は、米の生産量を表す言葉ですが、戦国時代には「石高」が、その国の戦力を表していました。なぜなら、米は食料であり、石高に見合う人間(兵士や領民)しか養うことが出来ないためです。つまり「高を括る」は、「石高のよって相手の戦力を総括すること」を言います。

しかし、実際には「石高=戦力」となっていないケースがあり、相手の戦力を過小評価したことで敗戦につながることも多かったようです。その様子から、「高を括る」には「相手をこの程度だろうと見くびる」という意味合いが含まれるようになりました。

「たかをくくる」の使い方

【例文】

  • 後輩が会社に入社してきたが、見た目もパッとしない​​​​​ので、たかをくくっていたらあっという間に評価が逆転してしまった。
  • ​​相手はノーシード校だから弱いだろうと、たかをくくっていたら、相手の団結力の前に思わぬ敗戦を喫してしまった。
  • 明日の小テストは楽勝だなと、たかをくくっていたら、テスト範囲を間違えて0点を取ってしまった。
  • 自分には関係ないことだからと、たかをくくっていると、まさかのとばっちりを受けた。

「くくる」を使った慣用句

「木で鼻を括る」

「木で鼻を括る」は、「そっけなく無愛想なさま」を表す慣用句です。例えば、近所で知り合いの方に挨拶したら表情も変えずに会釈だけされたことはありませんか。まさに、そのような様子を表すのが「木で鼻を括る」です。

「木で鼻を括る」は、「木で鼻をこくる(木で鼻をかむこと)」という昔の表現の「こくる」が「くくる」に誤用されて一般化したものです。「木で鼻をかむ」ってどういう事と思うかもしれませんが、紙が貴重品だった昔は、鼻水は木に擦り付けて処理していました。

当然、木に擦り付けると鼻が痛く、無愛想な顔つきになります。この事から「木で鼻を括る」は、「無愛想な」という意味を含むようになりました。

【例文】

  • 初めての挨拶はとても大事だろうと思い、新入社員に満面の笑みで接したら、木で鼻を括るような挨拶をされた。
  • 木で鼻を括ったような態度を見せられてチームメートはみんな憤慨した様子だった。
  • まだ無邪気なお年頃にも関わらずその男の子は木で鼻を括った態度を見せていた。

「腹をくくる」

「腹をくくる」は、「決心を固める・覚悟を決める」という意味の慣用句です。「腹」とは「心」や「気持ち」のことで、「心や気持ちを引き締める」=「覚悟を決める」となるわけです。「腹を決める」「心に決める」という慣用句もありますが、おおよそ同じ意味になります。

【例文】

  • 初めての大学受験だったが、自分の持てるだけのものは出し切った。あとは腹をくくって合否が出るのを待とう。
  • ジタバタしても仕方がない。悪い事をしたのは自分なのだから、男らしく腹をくくって先生に謝罪に行こう。
  • 今回の健康診断で医者からタバコと酒をやめるように言われた。健康のためにはここで腹をくくる必要があるようだ。


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