「苦労は買ってでもしろ」とは?意味や使い方をご紹介

「苦労は買ってでもしろ」は若者に嫌厭されがちなことわざですが、その正しい意味をご存じでしょうか?ブラック企業のような若者使い捨てや体育会系の上下関係を謳っているわけではありません。今回は誤解されがちな「苦労は買ってでもしろ」の意味と使い方を紹介します。

目次

  1. 「苦労は買ってでもしろ」の意味
  2. なぜ若い時の苦労は買ってでもした方がよいのか?
  3. 「苦労は買ってでもしろ」の使い方
  4. 「苦労は買ってでもしろ」の例文

「苦労は買ってでもしろ」の意味

「苦労は買ってでもしろ」は「若い時の苦労は買ってもせよ」ともいわれ、経験の浅い若い時分の苦労を勧める言葉です。若い時に苦労しておけば、将来役に立つから経験を積みなさいという意味で使われます。

わかりやすい言葉で言い換えるなら、若いうちは失敗してもいいから挑戦してみなさいと言ったとこです。

苦労の意味

「苦労」には苦しみや骨折りという意味もありますが、ここではどちらかというと手間努力、そして挑戦および失敗という意味で使われています。若い時からストレス耐性をつけておけば大人になってからもタフに仕事ができるという意味ではありません。

なぜ若い時の苦労は買ってでもした方がよいのか?

若い時に苦労しておく方がよい理由はいくつか考えられます。大きなものを以下に紹介します。どの理由も大本にあるのは、おっさんになってからだと苦労するのが大変だからでしょう。

失敗が取り返しやすい

先ほど、「苦労」が挑戦やそれに伴う失敗のことであると書きました。そう考えた場合、「苦労」を若い世代に勧める理由は想像しやすいでしょう。挑戦にせよ失敗にせよ年齢を重ねた時期よりも若い時の方が被害が少ないからです。

失敗であれば、若くて経験のない新人が失敗するのはどんな仕事でもよく見られることで、ある意味では当たり前です。もちろん失敗自体はよいものではありませんが、若者であれば方向転換もリカバリーもしやすい。「若いから仕方ない」と許してもらえるのは若い時だけの特権です。

同様に挑戦も若い人の方がしやすい。家庭を持っていたり、企業で責任ある地位についていることの多い中高年の場合、そのしがらみゆえに挑戦もしがたいものです。

経験を活かしやすい

次に挙げられるメリットが経験の活かしやすさです。極端な話、人生が70年あるとしたら20歳で得た経験は50年活かせますが60歳で得た経験は10年しか活かせません。もちろん、自分の経験を話して役立ててもらうこともできるので中高年以後の経験が無駄とはなりません。ただ、自分で活かすことを考えると若い時に経験した方が有利なのは間違いありません。

苦労から逃げ切ることはできず、人間はいつかは必ず苦労するといいます。ならばまだ苦労が少ないうちに苦労した方が楽かもしれません。「急がば回れ」のような話ですが苦労したくない人こそ先に苦労した方がよいのかもしれません。夏休みの宿題と同じく、後が楽になります。

肉体的な問題

肉体的にも、若い時の方が有利です。体力はもちろんのこと、集中力や成長スピードなどあらゆる点で若い時の方が優れています。病気やけがのリスクも高くなりますので、新しいことに挑戦したくてももう体力がなくてできないということにもなりかねない。そのため、同じ内容であっても中高年で苦労する方が間違いなく苦労します

「苦労は買ってでもしろ」の使い方

「苦労は買ってでもしろ」は若者の挑戦を促す言葉として使われることが多い言葉です。この言葉自体は悪いものではないのですが、苦労の意味を誤解、曲解して若者に無駄な苦労を押し付ける方便になっていることもあります。年を取ったら楽をしていいとか、若いうちは無駄な苦労やつらい目も甘んじて受け入れよという意味ではありませんので注意しましょう。

「苦労は買ってでもしろ」の例文

  • 「苦労は買ってでもしろという言葉もある、迷っているなら挑戦してみるといい。」
  • 「起業するか迷っていた私の背中を押したのは、苦労は買ってでもしろという父の言葉だった。」


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