「ディレイ放送」とは?意味や使い方をご紹介

緊張感のある映像が醍醐味の生放送ですが、実は生放送は本当は「ディレイ放送」であることをご存知ですか?生放送のデメリットをカバーする「ディレイ放送」。本記事ではそんな「ディレイ放送」の意味や使い方を、システムを含めてご紹介します。

目次

  1. 「ディレイ放送」とは?
  2. 「ディレイ放送」の使い方
  3. 「生放送」も「ディレイ放送」だった!?
  4. 「ディレイ放送」に使われる遅延送出システム

「ディレイ放送」とは?

一言でいうと「ディレイ放送」とは映像を時間差で放送することです。例えば、テレビ番組を10秒程度早く録画し始め、10秒程度遅らせて映像を流すといった放送の方法ですね。

米国・英国・日本などの放送技術先進国はもちろんのこと、宗教や政治的に問題が大きくなりやすい国などでは、幅広く取り入れられています。

「ディレイ放送」の「ディレイ」の意味

「ディレイ」は英語の「Delay」を日本語読みにしたカタカナ語で、飛行機のフライトが遅れる時によく使われます。主な意味に「遅らせる」というものがあり、「ディレイ放送」の「ディレイ」は放送を遅らせるという意味があります。


【動詞】

  • 〈悪天候・事故などが〉〈飛行機・列車・人など〉を遅らせる
  • 〈人が〉〈事〉を延期する, 延ばす
  • 〈人が〉遅れる, 手間取る、(わざと)ぐずぐずする

【名詞】
  • 遅れ, 遅延, 遅滞, ぐずぐずすること, 猶予, 延期, 延期時間

上記を由来として、「ディレイ」はカタカナ語、あるいは複合語として日本でも用いられています。「ディレイ」を詳しく解説した記事がありますので、以下もご参照ください。

「ディレイ」とは?意味や使い方をご紹介

「ディレイ放送」の使い方

  • ディレイ放送のおかげで、彼の不謹慎な発言は放送されずに済んだようだ。
  • 現在の生放送はほとんどディレイ放送を導入している。
  • アナウンサーの腕時計が実際の時間と少しずれているので、ディレイ放送だと思う。

「生放送」も「ディレイ放送」だった!?

実は生中継、生放送といわれるものでも、「ディレイ放送」の形式をとって、数秒、数分遅れで検閲されながら放送されているものがほとんどです。

これは出演者やアナウンサーの失言など、放送事故やトラブルがあった場合、それが放映されないように、すぐに対処する目的で導入されています。

生放送のデメリット

なぜ「ディレイ放送」が普及したのかというと、生放送にはデメリットがあるからです。新鮮な情報を提供できるというメリットの裏には、突発的なアクシデントが起きるというリスクをはらんでいます。

例えば、放送するのに相応しくない映像が流れてしまったり、不謹慎な発言をしてしまうなど不測の事態を挙げればきりがありません。もしそのような場合、番組や出演者の印象を悪くしてしまったりする危険もあります。

また、放送側の意図せぬ内容を発信しようと乱入する第三者や、野次馬による映り込み目的のマナー違反なども生放送のトラブルの一つです。

こういったトラブルを回避するために「ディレイ放送」は大いに活用されているのです。

「ディレイ放送」に使われる遅延送出システム

生放送の検閲などのためにあえてオンエアを遅らせて放送する「ディレイ放送」には、遅延送出システムが用いられています。遅延送出システムとは、番組などを時間を遅らせて送出するシステム全般のことです。

これはもともと、スポーツの試合など延長が予想される放送の際に活用されてきました。あらかじめ放送に30分程度のタイムラグを生じさせ、延長になったら途中で間を編集することによって、予定時間内に試合を最後まで放送することができるためです。

現在は生放送の番組にも幅広く導入されており、番組のライブ感を保持しながらも、突発的なトラブルを避けるのに一役買っています。


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