「ルール」とは?意味や使い方・類語をご紹介

「交通ルールを守りましょう」や「それはルール違反だ」など日常会話にもよく出てくる「ルール」。お馴染みの言葉ではありますが、様々な類語がありそのニュアンスの違いはあまり知られていないようです。今回は「ルール」の意味や使い方、類語をご紹介します。

目次

  1. ルールの意味と使い方
  2. ルールの語源
  3. ルールの類語
  4. ルールと混同しやすい言葉
  5. ルール(Rule)の英語例文

ルールの意味と使い方

ルールとは、物事を行う上で守るようにめられた約束事を意味します。

例文:

  • みんなで決めたルールだから、きちんと遵守して下さい
  • この職場では会議を行う際に細かいルールが決められている
  • スポーツを観戦するなら、ルールを理解した方が面白いと思うよ

ルールの語源

ルールの語源は、「木の棒」や「真っすぐな棒」、「物差し」を意味するラテン語の「rēgula」という単語です。

「ルール」はもともと古い英語であり、木の棒や長い棒の意味があります。そこから、直線を引く定規のような役割として使われていました。その名残が英語の動詞であるruleやrule outの「線を引く」という意味にあります。

ルールの類語

ルールは、日本語として定着し日常的に使用されている単語です。しかし、一言でルールと言っても制限のニュアンスが伝わらなかったり、正式な文書ではルールではなく類語を使用したりした方がよい場面があります。

そこで、ルールの類語を下記に紹介していきます。

  • 規則:なんらかの目的のための行為や事務手続きなどに関して定められたこと
  • きまり:「規則」と同意だが、それほど堅苦しくはなく、仲間内での約束事などの広い範囲で使用される
  • 規定:物事のやり方や内容などを決まった条文として定めることや、その定められた1つ1つの約束事
  • 規程:官公庁や組織の内部で一定の目的のために定められた一連の条項の称
  • 規律:個人の生活や集団における秩序を維持するためのきまりやけじめ

ルールと混同しやすい言葉

社会で生活していく上で、「ルール」と同時によく用いられる言葉として、「マナー」「モラル」「エチケット」があります。

マナー

マナーとは、礼儀作法、礼儀、態度のことを指します。社会の中で、自他ともに心地よく過ごせるように配慮した行動のことをいいます。

社会的にマナーはルールと解釈されており、ルールと違い罰則はありませんが、マナーを欠くと他者から白い目で見られることになります。

モラル

モラルは、道徳、倫理、人生・社会に対する精神的態度という意味があります。世代や状況によって変化するマナーよりも普遍的な価値観を含んでいます。

しかし、モラルは地域や生活習慣、民族、宗教などの環境によって変化するものでもあります。住んでいる地域によって倫理や道徳に違いがあるということです。

モラルは、ルールやマナーを守る心や考え方であり、ルールやマナーのような決め事ではありません。

エチケット

エチケットは、礼儀作法という意味です。マナーが社会において不特定多数の人への配慮であることに比べ、エチケットは特定の相手(主に対面している相手)を不快にさせない気配りというニュアンスがあります。

ルール(Rule)の英語例文

  • He makes it a rule to study English every day.(彼は毎日英語を勉強するルールをたてた)
  • We were aware of the rules,but we did not use good manners.(我々はルールは意識していたけど、マナーを守っていなかった)
  • Failure to follow the rules will result in severe sanctions.(規則に従わないと、厳しい処罰を受けることになる)

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