「水天一碧」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは「水天一碧(すいてんいっぺき)」という四字熟語をご存じでしょうか。日常生活ではあまり使わない言葉かもしれません。漢字の並びから、清涼で美しい風景が浮かぶのではないでしょうか。この記事では、「水天一碧」の意味や使い方を、類語も含めて詳しくご紹介します。

目次

  1. 「水天一碧」とは
  2. 「水天一碧」の例文と使い方
  3. 「水天一碧」の類語
  4. 美しい自然を表す言葉

「水天一碧」とは

「水天一碧(すいてんいっぺき)」とは、「よく晴れた海で、水の青と空の青の見分けがつかないこと」という意味の言葉です。海と空の境目を「水平線」といいますが、その区別がつかないほど青く澄み渡っている、というさまを表します。

「水天」とは、「水と空」や「海と空」を表します。また、「一碧」は「青く染まっていること」を表します。「碧」は「みどり」「あお」「深い青色」などの色を表し、また、「青い美しい石」という意味も持っています。

とても美しい漢字なので、人の名前に使われることもあります。「碧」はそのまま、「あおい」や「みどり」などと読むことができます。

ほかにも、「碧」を含む言葉には、「紺碧(こんぺき:濃い藍色)」「碧眼(へきがん:西洋人の青色の目)」「碧落(へきらく:青空、または世界の果てや果てしなく遠い場所)」などがあります。

「水天一碧」の例文と使い方

  • 水天一碧の景色を目にして、心が洗われるようだ。
  • 一面が青く澄んで、海と空の境目がわからない。まさに水天一碧だ。
  • あまりにも水天一碧な風景に、自分も青く染まったような気がした。

このように、「水天一碧」は、冴え冴えと澄み渡るような海と空の青さを表しています。「青」という色は、リラックス効果があり集中力も高めるといわれています。皆さんも、心が落ち着かず不安になるようなときは、「水天一碧」の画像を見てみると良いかもしれません。

「水天一碧」の類語

  • 水天一色
  • 水天彷彿(ほうふつ)

こちらの二つは、「水天一碧」と同義語です。「一色」はわかりやすいですね。「彷彿」は「髣髴」とも書き、「ぼんやりと見える」「ほのかな」という意味があります。また、「彷彿」を単独で使う場合は意味が異なり、「よく似ている」「ありありと思い浮かぶ」となります。

よく似た意味の四字熟語に、「秋天一碧(しゅうてんいっぺき)」というものがあります。「秋天」は「秋の空」を表します。「雲一つ見当たらない、青く澄んだ秋の空」という意味です。

秋は、四季の中で最も空がきれいに見える季節といわれています。「お月見」という行事もありますね。また、ことわざにも「女心と秋の空(どちらも変わりやすいことを表す)」というものがあります。

美しい自然を表す言葉

「水天一碧」のほかにも、美しい自然を表す言葉はたくさんあります。ここでは、「海」に関するものをいくつかご紹介します。

四字熟語

  • 煙波縹緲(えんぱひょうびょう):「広い川・海・湖などで、水面にもやがかかり境目がぼんやりと見えるさま」という意味です。「水天一碧」のようにすっきりとした青空も良いですが、霧がかかって幻想的な風景も魅力的なのではないでしょうか。
  • 白砂青松(はくしゃせいしょう):「白い砂浜に青い松が生えている、海岸の美しい風景」を表します。現在では、防波堤の工事や開発のための埋め立てなどにより、「白砂青松」の景観が減少しています。

そのほかの言葉

  • 波の花:「波が白く砕けたり泡立ったりする様子を、花にたとえたもの」を表します。白くふわふわとした見た目は美しいですが、泡を形成しているのは、実はプランクトンや海藻の粘液です。独特の匂いがするといわれています。
  • 夕凪(ゆうなぎ):「海岸の近くで、夕方に海風から陸風に変わるとき、一時見られる無風状態」のことです。波がないので、海面が鏡のような役割を果たします。そのときに夕日が出ていれば、海がキラキラと輝く美しい光景が見られます。


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