「ラジカル」とは?意味や使い方をご紹介

「ラジカル」はビジネスに政治、化学や数学など幅広い分野で使われる言葉です。そして、分野ごとに意味の異なる専門用語です。ここではそんな「ラジカル」の意味を分野ごとに分けて紹介していきます。数学や化学が苦手な方もどうぞご覧ください。

目次

  1. 「ラジカル」とは?
  2. ビジネスでの意味
  3. 政治での意味
  4. 化学での意味
  5. 数学での意味
  6. 植物学での意味

「ラジカル」とは?

「ラジカル」は英語の「radical」に由来する外来語です。「radical」は一般的には「根本的な」や「過激な」という意味です。その他、化学や数学などの分野ではそれぞれ独自の意味を持つ専門用語となります。

「radical」の対義語は穏やかという意味の「moderate」や、部分的という意味の「partial」が使われます。

以下では、分野ごとに分けてそれぞれの意味や使い方を説明していきます。

ビジネスでの意味

ビジネス分野で「ラジカル」が使われる場合、元々の意味通り「根本的な」や「徹底的な」という意味であることがほとんどです。否定的な意味であれば「急激な」や「過激な」と認識した方が妥当かもしれません。

「ラジカルな改革」であれば小手先ではなく、根本的に変えるような改革ということになります。「改革がラジカルすぎる」のであれば変化が急すぎるということになります。

政治での意味

現代政治の分野では「ラジカル」あるいは「ラディカリズム」は急進主義を表す言葉です。現代の政治体制を根本的かつ急激に変えようとする思想のことです。右翼、左翼どちらでも「ラジカル」と呼ばれることがあります。

急進派と呼ばれる場合、対義語は「穏健派」です。急進主義なら、漸進主義(ぜんしんしゅぎ)です。

化学での意味

化学分野でも「ラジカル」は使われます。主に2種類の意味で使われる専門用語です。

不対電子のある原子など

化学の分野で「ラジカル」と呼ばれるのはたいていは不対電子を持つ原子やイオンのことです。

中学校の理科や高等学校の化学で習った方も多いと思いますが、物質は原子によってつくられています。その原子は電子、陽子、中性子からできています。このうち電子は2つ1セットで安定します。実際、自然界にある原子や分子、イオンなどは電子が2つ1セットになっています。

しかし、中には電子が1つ余っていることもあります。この2つずつペアを作っていったときに1つだけ余っている、あるいは1つたりない電子を「不対電子」といいます。そして、不対電子を持っている原子やイオンをラジカルといいます。

電子が2つ1セットで安定化するので、1つ余っている(あるいは1つたりない)ので「ラジカル」は安定していません。そのため、様々な反応をします。

活性酸素

あまり使われない表現ですが、活性酸素のことを「ラジカル」と呼ぶこともあります。これは活性酸素の多くが前出の不対電子を持っているからです。もちろん、不対電子を持っていない活性酸素もあります。活性酸素とは酸化力の強い酸素のことです。

数学での意味

数学において「ラジカル」は累乗根のことです。ルートという名前で、高校の数学で学ばれたかもしれません。ただ、ルートだけが累乗根なわけではありません。ルートはあくまで二乗根だけのことです。「ラジカル」や累乗根は二乗根だけでなく、三乗根、四乗根なども含めます。

平方根とは、二乗してある数になる数のことです。例として25を取り上げます。□×□=25の□に共通して入る数はなんでしょうか。5ですね。この5のことを25の平方根といいます。

三乗根であれば□が一つ増えます。例として27を取り上げます。□×□×□=27の□に共通して入る数は、3ですね。この3を27の三乗根と呼びます。

同様に、□が4つあれば四乗根、□が5つあれば五乗根です。

この二乗根や三乗根のことを数学では「ラジカル」と呼びます。

植物学での意味

「ラジカル」は英語の「radical」に由来しています。この「radical」はラテン語の「radix」に由来します。「radix」は根っこという意味です。そのため、植物学の分野では「ラジカル」で根のことを指します。


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