「糧となる」とは?意味や使い方を例文を含めてご紹介

「糧となる」の意味をご存じでしょうか?読み方から難しいですよね。「かて-となる」と読みます。今でもスピーチや挨拶文などで使われることがありますね。今回は「糧となる」を紹介します。意味や使い方、例文に由来などを順番に説明していきます。

目次

  1. 「糧となる」の意味
  2. 「糧」とは
  3. 「糧となる」の使い方
  4. 「糧となる」の類語

「糧となる」の意味

「糧となる」は「かて-となる」と読みます。「生きていくための力となる」「成長するための役に立つ」という意味です。

これがあるから頑張れる、励みに生きていけると言えるようなエネルギー源、あるいは何らかの経験が身の助けになったというさまをを表します。

「糧」とは

食べ物

「糧となる」の「糧」。元々は食べ物のことでした。食糧や兵糧という言葉に使われるように、人間が口にする食品全般を指します。

ところで、生き物が生きていくためには食べ物が必要ですよね。そのため、「糧」は生きていくために必要なもの生活費のたとえにもなります。

また、旅や戦争を取り上げた話の場合には、特に携行食という意味で使われることもあります。

自分のためになるもの

「糧」は食品やお金だけでなく、精神をよりよくしてくれるもの、心の栄養のようなもののことも表します。「糧となる」の場合は大抵こちらの意味です。

たとえば、趣味や家族。つらいことがあっても生きていこうと思わせるもの自分はこのために頑張っていると思えるもののことです。

または、将来役に立つような経験や失敗も「糧」となり得ます。心をくじけさせるような経験ではなく、その人が生きていくうえで必要な、した方が良いと言えるような失敗です。「失敗に感謝する」という類のものですね。

比較的まれな例ですが、「糧」が教養や知識のことを指すこともあります。この場合は人生を豊かにするもの、といった意味です。

由来

「糧」という字の由来はお米です。収穫したお米の量をはかって保存することから「糧」という字がつくられました。

元々は「かりて」と読み、旅行や戦争に持っていくための干し飯のことを指しました。「かりて」がやがて変化して「かて」となったそう。生きるのに必要な、元気の元だから今のような意味になったとされています。

「糧となる」の使い方

「糧となる」は主語によって「糧にする」「糧として」と変化します。代名詞なら「糧となるもの」や「心の糧」などの形で用いましょう。

フォーマルな表現なので、会話文ではあまり用いません。式典のスピーチやはなむけの言葉、寄せ書きなど使われることが多いです。

使用例

  • 仕事でどれだけのストレスが溜まろうとも、なんとかしている。これも愛する娘の笑顔と成長が生きる糧となっているからだ。
  • 卒業おめでとうございます。本校での経験を糧にして、卒業後も頑張ってください。
  • 一緒に過ごした時間は短かったけれど、この時間が彼女の人生にとって糧となるものであればよいと思う。

「糧となる」の類語

血肉となる

「血肉となる」とは自分の血や肉になるという意味です。自分の力になった、身に着けて習得した、経験を通して自分のものとしたという意味でも使われます。

食べたものや飲んだものは栄養として自分の血や肉になります。そこから、自分のものと言えるほどに馴染んだものや自分の一部となっているという意味になりました。

「血肉」は「けつにく」または「ちにく」と読みます。自分の体の他、実の兄弟や家族のことも表します。

飽経風霜

「飽経風霜」は「ほうけいふうそう」と読みます。苦労や困難など、いろいろな経験を重ねてきたという意味です。「海千山千(うみせんやません)」と同じように、したたかで狡猾(こうかつ)という意味でも使われます。

「飽」は飽きることで、「経」は経験の経です。「風霜」は風と霜、つまりは困難の代表ですね。つまりは風や霜のような困難を飽きるほど経験してきたという意味です。


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