「垂涎の的」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは「垂涎の的」という言葉をご存知でしょうか。普段の生活ではあまり見聞きしないかと思いますが、これは羨ましがられるモノや、何かの貴重さなどを表す言葉です。ここでは「垂涎の的」の意味や使い方、関連する表現を、順々に紹介していきます。

目次

  1. 「垂涎の的」の読み方
  2. 「垂涎の的」の意味
  3. 「垂涎の的」の使い方
  4. 「垂涎の的」に関連する表現
  5. 「垂涎の的」と反対の意味を持つ言葉

「垂涎の的」の読み方

まず「垂涎の的」は、「すいぜんのまと」と読みます。「垂涎」を「すいせん」や「すいえん」と読む場合もありますが、「すいぜん」の方が一般的です。この言葉は「垂涎」と「的」、二つの言葉を「の」で繋げた、いわゆる連語です。

「垂涎の的」の意味

「垂涎の的」とは、皆が羨ましがり、何としても手に入れたいと思うモノのことを表します。また、そう思うくらい貴重なモノのことです。

「垂涎」は、食べたくて涎を垂らすことや、それを手に入れたいと望むこと、などの意味を持っています。一方で「的」とは、狙いや対象のことです。したがって「垂涎の的」は、思わず涎が垂れるくらい欲しい対象、という意味を含んでいます。

「垂涎の的」の使い方

「垂涎の的」は、皆が羨んで欲しがるようなモノや、人気のある貴重な何かを指し使われますが、そのモノの種類は様々です。

たとえば「あの宝石は、垂涎の的だ」と使えば、「あれは皆が欲しがっている、貴重な宝石だ」と伝わります。また「最高の料理が出来た。これは垂涎の的だろうな」と使えば、「この料理は皆が思わず涎を垂らすほど、食べたがるだろう」というニュアンスです。

「垂涎の的」の例文

  • 「彼女の作る一点物の洋服は、垂涎の的だ」
  • 「この作品を披露すれば、垂涎の的となるに違いない」
  • 「彼が持っている宝くじの当たり券は、まさに垂涎の的だよ」

「垂涎の的」に関連する表現

「垂涎の的」に関連する表現としては、「垂涎の地」や「垂涎の品」、「喉から手が出るほど」、「最高の価値を持つ」、「羨望の的」、「熱望の的」などがあります。

「垂涎の地」や「垂涎の品」

「垂涎の的」と似たような意味として、「垂涎の〇〇」と「的」以外の言葉もよく使われています。

たとえば「垂涎の地」であれば、対象を場所に限定しています。「あの店はマニアにとって、垂涎の地だ」と使えば、「マニアに人気がある、涎を垂らすほど欲するモノがある」というようなニュアンスです。

他には「これは垂涎の品だ」と使えば、「これは涎を垂らしそうなくらい欲しい品だ」と伝わります。

「喉から手が出るほど」

この言葉は実際に喉から手が出るわけではなく、「ほど」なので、あくまでも比喩です。「喉から手が出るほど欲しいモノ」という風に欲しい気持ちを強調して使います。「皆が喉から手が出るほど欲しがっている」となれば、その対象は「垂涎の的」だと言えるでしょう。

「最高の価値を持つ」

「最高の価値を持つ」は欲しい気持ちではなく、価値の高さに関する表現です。ただ「最高の価値を持つモノ」は多くの人が羨んで欲しがるでしょうし、そういった部分で「垂涎の的」に通じています。

「羨望の的」

「羨望の的」とは、羨む眼差しを集める対象や、人々から羨ましがられる様子を表します。この言葉は「垂涎の的」と比べて、羨ましさのニュアンスが強いです。

たとえば「彼女は羨望の的だ」と使えば、「彼女は人々から、羨みの眼差しを受けている」と、周りから眺められているようなニュアンスが伝わります。

「熱望の的」

「熱望の的」とは、熱心に願い、強烈に望んでいるモノを表します。ここでの願いや望みは、欲しい気持ちを含んでいます。

ですからたとえば「あの商品は誰もが欲しがる、熱望の的だろう」と使えば、「垂涎の的」と似たようなニュアンスになります。

「垂涎の的」と反対の意味を持つ言葉

「垂涎の的」と反対の意味を持つ言葉としては、「無関心」や「不要」が挙げられます。

「無関心」

「無関心」とは、それに興味を持たないことや、気に掛けないことです。少々おかしなたとえですが、「この商品を売りに出しても、客は無関心だろう」と使えば、「客は誰も興味を持たないだろう」と伝わります。その場合、羨んで欲しがることとは、反対の意味です。

「不要」

「不要」とは、要らないこと、必要がないことです。当然ながら皆にとって「不要なモノ」は、誰も羨んで欲しがらないでしょう。そういった意味で「不要なモノ」は、「垂涎の的」から掛け離れています。


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