「塵も積もれば山となる」とは?意味や使い方を例文を含めてご紹介

皆さんは「塵も積もれば山となる」ということわざをご存じですか。「塵」は「ちり」と読みます。「ほこり・ごみ」という意味のほか、「ほんのわずかなこと」「値打ちのないもの」を表すこともあります。この記事では、「塵も積もれば山となる」について詳しくご紹介します。

目次

  1. 「塵も積もれば山となる」とは
  2. 「塵も積もれば山となる」の語源
  3. 「塵も積もれば山となる」の例文と使い方
  4. 「塵も積もれば山となる」の類語
  5. 「塵も積もれば山となる」の四字熟語
  6. 「塵も積もれば山となる」のまとめ

「塵も積もれば山となる」とは

「塵(ちり)も積もれば山となる」とは、「わずかなものでも積もり重なれば大きなものになる」というたとえのことわざです。「塵」という言葉から、「掃除をさぼってはいけない」などとという意味で使われることがありますが、それは誤りです。

略語として、「ちりつも」や「チリツモ」と表すこともあります。意味は「塵も積もれば山となる」と同じです。正式な呼称ではありませんが、企業のキャンペーンやキャラクター名として使われています。

「塵も積もれば山となる」の語源

「塵も積もれば山となる」は、仏教書である『大智度論(だいちどろん)』からきた言葉です。仏教は、日本でも信仰する方が多い宗教ですが、もともとはインドで説かれ始めたものです。現世の苦悩を超越し、悟りの境地に至ることを目的とします。

『大智度論』は100巻からなる大作ですが、その中の94巻目に次のような文章があります。

「譬如積微塵成山、難可得移動」
この「微塵」とはほこりやごみではなく、仏教では「さまざまなものを構成するごく小さなこと」の意味合いで使われています。

「小さなことをおろそかにしてはいけない」という戒めでもあります。勤勉で真面目といわれる日本人に合っている言葉なのではないでしょうか。

「塵も積もれば山となる」の例文と使い方

  • 一日一個、ことわざを覚えよう。塵も積もれば山となるので、一年後はことわざの達人だ。
  • 母は、家族旅行のために少しずつ100円玉貯金をしている。塵も積もれば山となる、が口癖だ。
  • 毎日の筋トレをここで投げ出してはいけない。大会まであと少し、塵も積もれば山となる。

このように、「コツコツと努力を重ねることできっと実になるだろう」という、ポジティブな意味で使われていることがわかります。皆さんも、勉強や部活、仕事などで、地道な努力をした経験があるのではないでしょうか。

「塵も積もれば山となる」の類語

  • 雨垂れ石を穿(うが)つ:雨垂れも長い間には石に穴をあけてしまうことから、「小さな力でも根気よく続ければ、必ず成就する」という意味の言葉になりました。同義語で、「点滴石を穿つ」というものもあります。
 
  • 砂長じて巌となる(いさごちょうじていわおとなる):「取るに足りない微小なものでも、たくさん集まれば大きな価値のあるものになる」というたとえです。「砂」はごく細かい石、「巌」は大きな岩石を表します。
 
  • 積羽(せきう)舟を沈む:羽はとても軽く、手に乗せても重さを感じないほどです。しかし、どんなに軽い羽でも大量になれば舟が沈むこともあるかもしれません。このことから、「小さなことでも積もり積もれば大事を引き起こす」ことのたとえになりました。

「塵も積もれば山となる」の四字熟語

「積土成山(せきどせいざん)」という四字熟語があります。「努力を重ねれば大成する」という意味です。少しの土でも積み重ねていけば山が出来上がる、ということからきています。「積土山を成す」や「土を積んで山を成す」ともいいます。

「塵も積もれば山となる」のまとめ

目標を立てるのは誰にでもできますが、それを「コツコツと続ける」ことはなかなか難しいのではないでしょうか。一度さぼってしまうと、「もういいや」とすべてを投げ出したくなるかもしれません。

それでも、「塵も積もれば山となる」ように、たとえ途中でやめてしまったとしても、努力をした経験はきっといつか役に立ちます。始めから大きな山ではなく、まずは小さな山の頂上を目指して努力してみると良いかもしれませんね。


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