「カラザ」とは?意味や役割などをご紹介

皆さんは「カラザ」が何かご存じでしょうか?卵の黄身についている白い紐状の物体です。ぐでたまにとっては大切なものですが、嫌いな人も多いそうです。あまり聞きなれない言葉ですが、「カラザ」がどのようなものなのか、役割や語源などを紹介します。

目次

  1. カラザとは?
  2. カラザの役割
  3. カラザは食べて良い?
  4. カラザの栄養
  5. カラザの語源
  6. カラザにまつわる都市伝説

カラザとは?

カラザとは卵の黄身についている白い紐状のもののことです。卵を割って容器に移した時、黄身の両端についているのが確認できるでしょう。

カラザは歯ごたえがあるという程ではありませんが、箸でつまめる程度の硬さがあります。溶いても溶け切らずに残るので、食べずに取り除いて捨てる人もいます。

カラザ層

カラザ層とは卵の黄身の表面を覆っている層のことです。成分はタンパク質の繊維で、この層が端でカラザになっています。カラザの反対側の端は白身へと続いています。

カラザの役割

食べる時には邪魔者扱いされることもあるカラザですが、実は卵にとってはだいじなものなのです。

カラザの役割は黄身を白身の中心に据えて安定させること。言ってしまえば命綱のようなものです。

卵の中、つまり白身は流動性があって不安定。もしカラザがなかったら黄身はつぶれてしまいます。黄身は雛にとって大事な栄養分。市販の卵は無精卵ですが、有精卵ならカラザがないとヒヨコが困ってしまうでしょう。

カラザは食べて良い?

カラザは栄養が豊富なのでもちろん食べて大丈夫です。むしろ食べた方が体には良いでしょう。

とはいえ、生理的に受け付けない人が無理をして食べるほどのものではありません。栄養はありますが、他のものからでも十分に補えます。

見た目を気にする飲食店や、食感に敏感な人は取り除くことが多いようです。生で食べる時だけ取り除く、という人も一定数いるようで、カラザ取り用の器具まで市販されています。カラザを取り除くかどうかは、栄養、手間、食感どれを優先するか次第でしょう。

カラザの栄養

カラザの主成分はタンパク質。その他にビタミンミネラルも豊富。また、カラザに含まれているシアル酸は免疫力を高める働きが期待されているそう。細胞を構成する成分でもあります。

インフルエンザへの効果

シアル酸に関してよく語られるのが、インフルエンザ予防。インフルエンザの薬として知られるタミフルやリレンザはシアル酸とよく似た形をしています。

なのでシアル酸もシアル酸もインフルエンザ予防になるのでは、と期待する人もいるようです。噂ではインフルエンザウィルスの増殖を抑えられたとか。

しかしながら、もしシアル酸自体がインフルエンザウィルスの増殖を抑制できるとしても、卵に入っている量はわずかなもの。薬の作用を得るのは難しいでしょう。

それに、タミフルやリレンザはウィルスに感染した細胞からウィルスが出てくるのを抑える薬。隔離施設に入れるようなものなので、これ自体に治癒能力はありません。そもそもタミフルやリレンザの役割はパンデミックを抑えることであって、個人の治癒や予防ではありません。気休め程度と思った方が良いでしょう。

カラザの語源

カラザは日本語ではありません。英語由来でも、ドイツ語由来でもありません。語源はラテン語の「chalaza」だと言われています。

「chalaza」の意味は霰(あられ)です。さらに遡ると、ギリシア語の「khalaza」にたどり着くそう。こちらの意味は塊です。

カラザにまつわる都市伝説

放っておくとカラザがヒヨコになるという都市伝説がありますが、これはもちろん嘘です。カラザ以前に市販の卵は無精卵なので、成長しようがありません。

また、ヒヨコの目になるという噂もありますが、こちらもデマです。高校生物の内容になりますが、目などの器官に分化していくのは受精後に卵割が進んでから。無精卵では分化も卵割も起きません。

付け加えるなら、有精卵であっても受精卵や胚があるのは黄身の真ん中あたりなので、カラザとは場所からして違います。


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