「回る」とは?意味や使い方を「周る」との違いを含めご紹介

皆さんは「まわる」という言葉を漢字で表す時「回る」と「周る」、どちらの「まわる」を使いますか?実はこの二つの言葉の使い分けがはっきり出来ているという方は少ないのではないでしょうか。そこで「回る」の意味や使い方を「周る」との違いも合わせてご紹介いたします。

目次

  1. 「回る」とは
  2. 「回」という漢字
  3. 「周る」とは
  4. 「周る」=「まわる」は間違い
  5. 「周」という漢字
  6. 「周」は「まわり」とは読めなかった
  7. 「回り」とは
  8. 「周り」とは
  9. 「回る」「回り」の使い方
  10. 「周り」の使い方

「回る」とは

「回る」は「まわる」と読み、「回る」はとても多くの意味を持っています。たとえば「回転する・ 遠回りする・別の位置や立場に移る・十分にはたらく」など、これら全て「回る」という言葉が本来持っている意味です。またその他には「やり繰りができる・資金が利息を生む」などもあります。

「回」という漢字

「回」は音読みで「かい・え」。訓読みで「まわる・まわす・めぐらす」と読みます。

「回」という漢字自体は「まわす・もとにもどす・ひとまわり・度数」などの意味を持ち、「回覧・回収・毎回」などの様に使われます。

「周る」とは

「周る」という言葉は、よく「まわる」という読み方であると思われがちです。しかし正しくは音読みで「めぐる」と読みます。

「周る」=「まわる」は間違い

「周る」を「まわる」だと間違って認識してしまう原因は、恐らく「まわる」と「まわり」が混同してしまっているためだからなのでしょう。

また「周」という漢字自体は「まわる」という意味を持っています。こういったことも「周る」=「まわる」のように間違われてしまう原因なのではないでしょうか。

「周」という漢字

「周」は音読みで「しゅう・す」。訓読みで「まわり・めぐる・あまねく」です。

「周」という漢字自体は「まわる・めぐる・あまねくゆきわたる」などの意味を持ち、「周囲・周辺・周遊」などの様に使われます。

「周」は「まわり」とは読めなかった

今では送り仮名をつけることによって「まわり」と読むことが出来る「周」という漢字ですが、ひと昔前までは「周り」を「まわり」と読むことは出来ませんでした。

実は「周り」を「まわり」といった決まりになったのは1973年(昭和48年)6月18日のことです。当時はじめて当用漢字音訓表において「周」という漢字に送り仮名を付けて「まわり」という訓読みが追加されました。

「当用漢字音訓表」とは

現在の「常用漢字表」の前に決められていた、言葉の使い方のルールを表したようなものです。「常用漢字表」よりも、若干制限が厳しかったと言われています。

「回り」とは

「回り」とは「まわり」と読み、「まわること・まわり方・転じて、ものの働きぐあい」といった意味を表します。

ちなみに「回り」と同様の意味を表す言葉として「廻り」もありますが、こちらは常用漢字ではありません。そのため世間一般的にはあまり馴染みがない言葉であります。
 

「周り」とは

「周り」は「まわり」と読み、辞書には「回り」や「廻り」と同じ大見出し(項目)の中にあることがほとんどです。しかし一般的に「周り」は「周囲・周辺」といった意味を表す時だけに使われるようです。

逆に考えると上記以外の「まわり」の場合は、ほぼ「回り」で表すことができます。但し「まわり」を表す漢字に、「回」「周」どちらの漢字を使うのかは、一説にはこれまでの習慣からきているところもあるそうです。そのため実際に例文をみながら「回」「周」の使い分けを確認する方が良いそうです。

「回る」「回り」の使い方

  • 辺りを歩き回る。
  • プロペラ機の羽が回る。
  • 得意先を回る。
  • この道は遠回りだ。
  • 腰回りに肉がついた。
  • 一回り年が違う。

「周り」の使い方

  • 周りの人の反応が気になる。
  • 家の周りに花を植える。
  • ビルの周りを散歩する。

注意しなくてはならないのが「世界をまわる」という時は「回る」を使います。「世界一周」という言葉があるので、間違いやすいので注意が必要です。


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