「脱オタ」とは?意味や使い方をご紹介

みなさんは「脱オタ」という言葉をご存知でしょうか?「脱オタ」は「脱オタク」を略した言葉です。SNS上などでよく使われる若者言葉で、馴染みのない方も多いかもしれません。今回はそんな「脱オタ」の詳しい意味と具体的な使い方についてご紹介します。

目次

  1. 「脱オタ」とは?
  2. 「脱オタ」の意味
  3. 「脱オタ」の使い方
  4. 「脱〇〇」の言葉
  5. 「脱オタファッション」
  6. 「脱オタファッション」する際に気をつけること

「脱オタ」とは?

「脱オタ」とは「脱オタク」のことで、「オタクを脱する」という意味です。「オタク」とは「ある特定の分野やものごとに過度に傾倒することや人」のことを言います。

同行の仲間同士が軽い敬意を込めて「御宅」と呼び合ったことに由来するそうです。1983年に『漫画ブリッコ』誌に連載した『「おたく」の研究』で紹介され、アニメやSFのファンが自分たちのことを「オタク」であると自認するようになりました。

「脱オタ」の意味

ニッチな趣味の場合に称されやすいという傾向はありますが、基本的に「オタク」が傾倒する分野やものごとは特に限定されません。鉄道なら鉄道オタク、軍事関係ならミリタリーオタク、プロレスならプロレスオタクです。

ただし「脱オタ」という場合の「オタ」は、主に漫画やアニメ、ゲームといったサブカルチャー嗜好のオタクを意味します。

「脱オタ」はそんな自分が「オタク」である状態から抜け出すこと、アニメなどの「オタク」的趣味をやめることを意味しています。また「秋葉系」と呼ばれている「オタク」っぽい服装や言動をやめることも言います。

「脱オタ」の代表例

「オタク」が主人公で、インターネットの掲示板サイト2ちゃんねる(現5ちゃんねる)への書き込みを元に作られた小説『電車男』が一時期話題となりました。

「オタク」の男性が試行錯誤しながら恋愛に奮闘するラブストーリーで、主人公が恋をするエルメスという女性に再会する際に、「脱オタする」と言って髪を切ったり新しい服を買い揃えるシーンがあります。

「脱オタ」の使い方

「脱オタ」は「オタクをやめる」という意味なので、自分自身で使う場合には自分のことを「オタク」だと自覚している必要があります。

  • 私は恋人を作るために明日からアニメを卒業し、脱オタすることを決意した。
  • 彼は脱オタしてから明るくなり、話しかけやすくなった。
  • 彼女は脱オタしなければ、この先も結婚できないままだろう。

「脱〇〇」の言葉

「脱サラ」

「脱サラ」とは「脱サラリーマン」の略語で、「会社に勤めるサラリーマン暮らしをやめて、自分で事業をする生活に移ること」を意味する言葉です。組織に所属して給料をもらうのではなく、自立した働き方を選択することです。

「脱原発」

「脱原発」は「原子力発電のある社会から抜け出すこと」を意味しています。原子力発電の危険性を訴え、核エネルギーに頼らない電力供給体制の構築を求める脱原発の動きがあります。

「脱オタファッション」

オタクを連想させるようなファッションは俗に「秋葉系」と呼ばれます。オタクに対して偏見を持ち、批判的に見る人も少なからず存在するため「脱オタファッション」でオタクっぽく見えないよう工夫する人が増えているようです。

オタクファッションを脱するからといって、ブランドの服を買い揃えるというわけではありません。入浴、洗顔を欠かすことなく、きちんとしたヘアサロンで髪をカットしてもらうなどして、清潔感が出るよう工夫するだけでも印象が変わります。

「脱オタファッション」する際に気をつけること

オシャレになろうとしてはならない

ファッションに関して知識もないのに無理にオシャレを目指すと、かえって滑稽に見えてしまうことがあります。

いきなりオシャレな人になろうとせず、まずはダサく見えない普通のファッションを目指すことが大切です。

アニメや漫画を参考にしてはならない

「オタク」の人は自分の好きな作品のファッションや髪型を真似しがちですが、現実世界とアニメの世界にはギャップがあるので、どうしても浮いて見えてしまいます。二次元の世界と三次元の世界は切り離して考える必要があります。

ブランド品に頼りすぎない

自分を良く見せるためには、とにかく値段が高いブランド品を買えばいいのだと思われがちですがそうではありません。他人からどう見られるかを気にするのであれば、まず重要となるのは値段よりも着こなしです。

ファッション業界にはさまざまなブランドが存在していますが、差異化を図る目的で各々が個性的なデザインやコンセプトの商品を打ち出しています。『マーク・ジェイコブス』や『ドルチェ&ガッバーナ』といったプレステージブランドはその好例。

癖の強いファッションアイテムを上手に着こなすためには、ファッションセンスやおしゃれに対するロジックが必要です。それよりは廉価でもあわせやすいアイテムをうまく組み合わせる方が、現実的かつ「脱オタファッション」への近道になるでしょう。

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