「果報」とは?意味や使い方をご紹介

みなさんは「果報」という言葉の意味をご存知でしょうか?「果報は寝て待て」といった慣用句にもなっているので、耳にしたことがあるかと思いますが、仏教用語でもあるので簡単には理解しづらい言葉かもしれません。「果報」の詳しい意味と具体的な使い方についてご紹介します。

目次

  1. 「果報」とは?
  2. 「果報」の種類
  3. 「果報」の使い方
  4. 「果報」の関連語
  5. 「果報」の英語表現
  6. 「果報」まとめ

「果報」とは?

「果報」には、一般的なものと仏教用語の二つの意味があります。一般的な意味は「良い運を授かって幸福なこと」です。要するに運がいいことです。仏教では「以前に行なった行為によって、のちに報いとして受ける結果」のことを言います。

仏教には輪廻転生という概念があります。一度死んでも来世でまた別のかたちに生まれ変わるというもので、来世で幸せになれるかどうかは、現世の行いが関わってくるといいます。現世で善い行いをすれば、来世で良い身分の暮らしができ、反対に悪い行いをすれば、来世で苦しむことになります。

「果報」の種類

仏教用語における「果報」は、もたらされる結果や、それがいつもたらされるのかによって、いくつかに分類できます。

  • 総報…人間として生まれたことを言います。
  • 別報…男女、貧富などの差別を受ける果のことを言います。
  • (順)現報…この世で行なった行為が,この世で報いとなることを指します。
  • (順)生報…次の世に結果が現れることを指します。
  • (順)後報…未来世以後に受けるものを指します。

「果報」の使い方

「果報」は前述の通り、一般的な使われ方と仏教用語としての使われ方で意味が変わってきます。間違えないよう文脈には気をつけたいですね。

一般的な使われ方の例としては「宝くじを当てるとは、なんて果報なやつだ」といったものが挙げられます。この場合は、単純に良い運に恵まれていることを表しています。

仏教用語としては「前世の行いが良い果報を招いた」という風に、「以前に行った行為によってもたらされる結果」として使われます。

「果報」の関連語

「果報者」

「果報者」とは「運がいい人、幸せ者」のことを言います。(例:思いがけず大金を手に入れた彼は果報者だ)

「果報は寝て待て」

「果報は寝て待て」とは「幸福の訪れは人間の力ではどうすることもできないから、焦らずに時機を待て」という意味のことわざです。

ただ運次第だからといって、最初から何もしなくて良い訳ではありません。良い結果を招くために自分ができることを行ったら、あとはじたばたすることなくじっくりと待っていれば良いという意味です。

「寝て待て」とはいっても、本当に何もせずただ寝て待っているだけではダメなんですね。また「家宝は寝て待て」とすると間違いなので注意が必要です。

「果報負け」

「果報負け」とは「運があまりにもよすぎて、かえって災いを招くこと」を言います。例えば宝くじに当たったにも関わらず、親にはたかられ、友人にお金を貸したら連絡が取れなくなり、自分も買い物三昧でかえって前よりも貧乏になってしまったなんて状況を指します。

「果報」の英語表現

「果報」を英語で表すと"fortune""golden""lucky"が当てはまります。いずれも「幸運や成功、繁栄」などを意味する単語です。

「果報者」は英語で"lucky dog""lucky fellow(person)"と表します。「幸運な人」といった意味です。

「果報は寝て待て」を英語で表すと”Good things come to those who wait”となります。「良いことは待っている人のところに訪れる」という意味です。

「果報」まとめ

「果報」が仏教用語であることを知らなかった人も多いのではないでしょうか。たとえ現世で不幸なことが起きても、頑張って善い行いをすれば来世ではきっと幸せになれる、という仏教の考え方は前向きになれますよね。何か落ち込むことがあった時、ぜひこの言葉を思い出してみてください。


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