「ミスディレクション」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは「ミスディレクション」と聞くと何を思い浮かべますか。マジックでしょうか、それとも人気マンガ『黒子のバスケ』でしょうか。なんとなくイメージは出来ても説明は難しいですよね。今回はそんな「ミスディレクション」について意味や使われる場面を紹介します。

目次

  1. 「ミスディレクション」の意味
  2. 「ミスディレクション」の使い方
  3. 「ミスディレクション」のやり方
  4. ミスディレクションが使用される場面

「ミスディレクション」の意味

「ミスディレクション」とは、意図的に人を誤った方向に導くこと、また、意図的に相手の注意を本質から逸らすことを言います。

ちなみに、英語のmisdirectionは「宛先間違い」という意味です。では、動詞のmisdirectはどうでしょう。

misdirect

  1. 宛名を間違える
  2. (人に道順などを)誤って教える
  3. (努力・才能などを)間違った方向に向ける

やはりカタカナ語の「ミスディレクション」とはニュアンスが異なります。misdirectionは分解するとmis-(誤った)direction(方向・指導)。

「ミスディレクション」の使い方

  • このマジックはミスディレクションを巧みに利用しています。
  • 作者のミスディレクションに引っかかり、最後まで犯人が分かりませんでした。

「ミスディレクション」のやり方

「ミスディレクション」には具体的にどのようなやり方があるのでしょうか。大別すると3種類のテクニックが存在します。

1. フィジカルミスディレクション
動作や音などで観客の注意を逸らすテクニックです。「あ!」と空を指差していたずらをするのも実はこのフィジカルミスディレクションの一種です。

2. サイコロジカルミスディレクション
思い込みや常識などを逆手に取って、誤った方向に誘導するテクニックです。右肩を叩かれたので振り返ると相手は逆側に立っているといういたずらもこのサイコロジカルミスディレクションの応用です。

3. タイムミスディレクション
相手に何かの質問をし答えを聞いたとします。相手がそのやりとりを忘れたころに答えを提示すると、相手は「心を読まれた」と感じます。このように人の記憶や集中力の限界を利用したテクニックがタイムミスディレクションです。

ミスディレクションが使用される場面

1. マジック
マジックではミスディレクションが重要なテクニックとされています。

代表的な例

  • 道具を出して観客の視線を集中させる(フィジカルミスディレクション)
  • 封を切っていないトランプを使う(サイコロジカルミスディレクション)

どちらも実際にテレビなどで見たことがあるシチュエーションですよね。実際にはもっと複雑なものだと思いますが、観客にトリックが気づかれないようにこうした心理誘導が行われています。

2. クイズ・なぞなぞ
常識や先入観にとらわれてしまうと解けない問題はサイコロジカルミスディレクションが利用されています。

3. 推理小説
推理小説でもミスディレクションが使われています。読者の予想が別の方向に向くように作者が誘導しているのです。また、推理小説でなくてもラストにどんでん返しが用意されている作品はよくありますよね。同様にミスディレクションが利用されています。

4. 『黒子のバスケ』でのミスディレクション
ミスディレクションと聞くと人気マンガ『黒子のバスケ』を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

主人公・黒子テツヤが使う技術がミスディレクションです。作中では本人が本当に消えたかのように描かれている為まるで超能力のように感じますが、相手の視線を自分自身から逸らした隙にパスを回したりドリブルで相手を抜いたりするという技術はまさにミスディレクションと言えるでしょう。相手が慣れてしまうと効果が薄くなってしまうという点も理屈にかなっています。

5. 身近な場面
ミスディレクションは私たちの身近にも存在しています。悪用された例が振り込め詐欺などの犯罪です。また、実は私たちも意識せずにミスディレクションを使っていることがあります。以下のような例です。
 
  • 嫌な話題を避けるために別の話をする
  • 子どもに好きなものを与えている間に家事をする

「ミスディレクション」と聞くと特別な技術のように感じますが、意外と身近なものなのです。意識してみるとまた違った視点から物事が見えるようになるかもしれませんね。


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