「闇落ち」とは?意味や使い方を「闇堕ち」との違いも含めてご紹介

みなさんは「闇落ち」という言葉をご存知ですか?「闇堕ち」とも表記しますが、いずれにせよあまりいいイメージのする言葉ではありませんね。ここでは「闇落ち」または「闇堕ち」の詳しい意味や、どんな状況のことを言うのか分かりやすく紹介していきます。

目次

  1. 「闇落ち(闇堕ち)」とは
  2. 「闇落ち」の関連語
  3. 「闇落ち」したキャラ
  4. 「闇落ち」からの教訓

「闇落ち(闇堕ち)」とは

「闇落ち」という言葉をご存知ですか?「闇堕ち」とも表記しますが(表記揺れ)、アニメやゲームが好きな方はよく目にする言葉かと思います。意味は主人公や味方、善人がダークサイド(悪)に落ちることです。

ダークサイドに落ちる理由として、元々自身の持っている「劣等感」、「疎外感」、「我欲」などの闇の部分が、なんらかのきっかけで表に出ることが挙げられます。「闇落ち(闇堕ち)」とはそういった負の感情に負けて、自らの意思により落ちる場合のことを指します。

「闇落ち」の関連語

「闇落ち(闇堕ち)」に似た言葉に「悪堕ち」というのがあります。

闇堕ち

「闇落ち(闇堕ち)」は自身の負の感情に負けてダークサイドに落ちることでしたが、「悪堕ち」は少し違います。負の感情に負けてダークサイドに落ちることには違いはないのですが、「悪堕ち」は敵や悪人など対象となる相手の影響を受けて、強制的にダークサイドに堕ちることを言います。この二つ言葉は自分の意志か相手の強制力か、という点で区別され使われています。

光堕ち

また、「悪堕ち」の対義語として「光堕ち(光落ち)」があります。光堕ちとは、敵や悪人が何らかの理由によりライトサイド(善)に導かれることを言います。例えばアニメやゲームの中で、敵が主人公と何度も交戦することで影響を受け、善の心を持つようになる、自分より力の弱いもの(女性や子供、動物など)と身近に接するうちに、情が芽生え改心する、などといった感じです。

「闇落ち」したキャラ

それでは「闇堕ち」する漫画、アニメのキャラにはどんな者がいるでしょうか。ここではそのキャラがどういう背景、状況により「闇堕ち」したのか紹介していきます。

はねバド!「闇落ち」

「はねバド!」は神奈川県の北小町高校を舞台にしたバドミントン漫画、アニメ。主人公の羽咲綾乃は全日本10連覇の実力を持つ母親により幼少時代から英才教育を受けてきた天才少女だったのだが、中学時代に初めて試合で敗れた直後、母親の有千夏が家を出て行ってしまう。母親と会いたい一心でバドミントンを続けるも孤独感に苛まれ、バドミントンを辞めてしまう。高校に入学後、再びバドミントンを始める。

羽咲綾乃は登場当初は臆病で気が弱い可愛らしい少女として描かれていますが、バドミントンを通じて次第に攻撃的で冷酷な一面が見えてきます。その理由の一つとして、中学時代に試合に負けたことで母親が出て行ったことへの自責の念により、心に闇を持つようになったことが挙げられます。その豹変ぶりが別人のようであることから、羽咲綾乃の「闇堕ち」と言われています。

緑谷出久「闇落ち」

緑谷出久(みどりやいずく)は「僕のヒーローアカデミア」の主人公。雄英高校ヒーロー科1年A組15歳、普段は臆病な性格なのだが助けを求める人を見ると後先考えずに飛び出してしまう性格。ヒーローのオールマイトに認められ、ワン・フォー・オールの後継者となる。

緑谷出久に関しては本編では「闇堕ち」していません。ただネット上では「闇堕ちデク」として小説、SSなど数多くあります。このような二次創作にこれほどの人気があるのは、緑谷出久のヒーローに憧れる真っすぐで純粋な気持ち、自分の命を顧みない自己犠牲の精神など闇を感じさせない要素が、逆に緑谷出久の「闇堕ち」が見たい、というファンの深層心理につながっているからかもしれません。

「闇落ち」からの教訓

最近よくニュースで、何か事件が起きた周りの人のインタビューで「真面目なあの人がまさかあんなことを」などのコメントを聞くことがあります。最近のアニメやゲームなどのキャラに「闇堕ち」が多いのは、ストーリーを広げて面白くすることともう一方で、「闇堕ち」の結末は悲しいものであり、弱い心に負けないようメッセージ的な要素が込められているのかもしれませんね。

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