「ストレングスファインダー」とは?意味や34の資質、才能診断の使い方を解説
「ストレングスファインダー」という言葉を聞いたことがありますか?就職活動やビジネスの場でも注目される才能・強み診断のツールで、自分の得意なことや自然に発揮できる力を34の資質(テーマ)という視点で整理してくれます。性格を判定するのではなく「強みの傾向を知る」ための診断として、幅広いシーンで活用されています。
ストレングスファインダーとは?ストレングスファインダーの意味
米ギャラップ社が開発した、個人の才能・強みの傾向を明らかにするための診断ツール。34種類の資質(テーマ)のうち自分に強く出る上位資質を把握し、仕事や人間関係における強みとして活かすことを目的としている。
ストレングスファインダーの説明
ストレングスファインダーは、人の「弱みを直す」より「強みを伸ばす」という発想に基づいた診断です。ギャラップ社が長年にわたる調査・研究をもとに開発したもので、現在の正式名称は「クリフトンストレングス(CliftonStrengths)」と変更されています。診断では、34の資質(テーマ)のうち自分に強く表れる上位資質を確認できます。資質とは生まれ持った才能の傾向のようなもので、「着想」「最上志向」「収集心」「共感性」「実行力」など多様なテーマが用意されています。MBTI などの性格診断とは異なり、性格のタイプに分類するのではなく、自分の得意分野・自然な思考パターンにフォーカスするのが特徴です。
「弱みを克服する」よりも「強みを活かす」方向で自己理解を深めたい方にとって、出発点として役立つ診断と言えますね。
ストレングスファインダーの由来・語源
ストレングスファインダーは、米ギャラップ社の研究者ドン・O・クリフトンらが中心となって開発したとされる才能診断ツールです。「強みに着目する心理学」という考え方をもとに、長年にわたるインタビューや調査から34の資質が設定されました。2001年ごろに書籍とともに診断が広まり、その後改訂を経て現在の「クリフトンストレングス(CliftonStrengths)」という正式名称に変わっています。名称変更は開発に貢献したクリフトン氏への敬意を込めたものとも言われています。
名称が変わっても「ストレングスファインダー」という呼び名が広く定着しているのは、それだけこのツールが多くの人に浸透している証拠かもしれませんね。
ストレングスファインダーの豆知識
ストレングスファインダーは34の資質すべての順位を確認できる「全34資質レポート」と、上位資質のみを確認できる基本レポートがあり、利用方法によって得られる情報の深さが異なります。また、同じ資質を持っていても、他の資質との組み合わせや環境・経験によって発揮のされ方は異なるとされているため、「同じ資質=同じ人物像」とは単純に言えないのが特徴です。職場のチームビルディングや採用の場でも参考にされることがあるとされています。
ストレングスファインダーのエピソード・逸話
就職活動や社内研修で「上位資質を教えてください」と聞かれた経験を持つ方もいるかもしれません。ストレングスファインダーの結果を自己PRや面接でのアピールポイントの整理に活用する動きは、ビジネスパーソンや学生の間で広まっているとされます。また、チームメンバーの資質を共有し、役割分担や協力体制を考えるためのコミュニケーションツールとして使われることもあると言われています。
ストレングスファインダーの言葉の成り立ち
「ストレングスファインダー(StrengthsFinder)」という名称は、英語の「strength(強み・力)」と「finder(見つけるもの・探索者)」を組み合わせた造語です。日本語では「強み発見ツール」のような意味合いになります。正式名称の「クリフトンストレングス(CliftonStrengths)」は人名+strengths の複合語であり、開発に貢献した人物への敬称を冠したブランド名と言えます。「資質(テーマ)」という日本語訳はギャラップ社の日本語版に基づくものです。
ストレングスファインダーの例文
- 1 ストレングスファインダーを受けてみたら、上位資質に「学習欲」と「収集心」が入っていて、自分が情報集めや勉強に情熱を感じる理由がわかった気がした。
- 2 転職活動の自己分析にストレングスファインダーを使い、「最上志向」という資質をもとに志望理由をまとめてみた。
- 3 チームのキックオフ会議で、メンバー全員がストレングスファインダーの上位資質を共有し合い、誰がどんな強みを持っているか話し合う場を設けた。
- 4 「弱みを直すより強みを伸ばした方がいい」という考えに共感して、ストレングスファインダーを試してみることにした。
- 5 ストレングスファインダーの結果が同じ「共感性」でも、それが仕事の場面でどう発揮されるかは人によってかなり違うと感じた。
34の資質(テーマ)の概要
ストレングスファインダーでは、34種類の資質(テーマ)が設定されています。これらは「実行力」「影響力」「人間関係構築力」「戦略的思考力」という4つの領域に大まかに分類されることがあります。以下は代表的な資質の例です。なお、各資質の詳細な説明はギャラップ社の公式資料を参照することをおすすめします。
| 領域(例) | 資質の例 |
|---|---|
| 実行力 | 達成欲・アレンジ・信念・規律性・集中力など |
| 影響力 | 活発性・指令性・コミュニケーション・競争性など |
| 人間関係構築力 | 共感性・調和性・包含・個別化・ポジティブなど |
| 戦略的思考力 | 分析思考・着想・収集心・学習欲・最上志向など |
どの領域・資質が「優れている」というわけではなく、それぞれに異なる価値があるとされています。自分の上位資質がどの領域に多いかを把握することで、強みの活かし方を考えるヒントが得やすくなると言われています。
ストレングスファインダーとMBTI・他の性格診断との比較
ストレングスファインダーはMBTIや16タイプ診断、ビッグファイブなどと比較されることがありますが、それぞれ目的と設計が異なります。どれが優れているということではなく、知りたいことに応じて使い分けるのが一般的な活用法です。
| 診断名 | 主な目的 | 分類の考え方 |
|---|---|---|
| ストレングスファインダー | 才能・強みの傾向を把握する | 34の資質で強みのパターンを示す |
| MBTI | 性格のタイプを把握する | 4指標で16タイプに分類する |
| ビッグファイブ | 性格特性を量的に測る | 5因子の強弱で表す(特性論) |
| エニアグラム | 動機・恐れのパターンを把握する | 9タイプに分類する |
診断結果の活かし方と注意点
ストレングスファインダーの結果は、自己理解や他者との協力関係を考えるための参考情報として活用できます。ただし、結果を過信したり、「この資質がないから向いていない」と決めつけたりするのは避けることが望ましいとされています。
- 上位資質をもとに、自分が自然に得意とすることを言語化する手がかりにする
- チームでの役割分担や協力体制を考えるコミュニケーションのきっかけにする
- 資質の順位が低いことは「欠点」ではなく、単に他の資質の方が強く出ているというだけと捉える
- 結果は固定的なものではなく、成長や経験によって発揮のされ方が変わりうると念頭に置く
- 性格診断の結果と同様に、あくまで傾向を示すものとして柔軟に受け取る
よくある質問(FAQ)
ストレングスファインダーとクリフトンストレングスは別物ですか?
同じ診断を指しています。「クリフトンストレングス(CliftonStrengths)」が現在の正式名称であり、「ストレングスファインダー」は以前の名称です。日本では「ストレングスファインダー」という呼び名が広く使われ続けているため、現在もこちらの名称で通じることが多いとされています。
ストレングスファインダーとMBTIはどう違うのですか?
MBTIは性格のタイプを4指標で分類することに主眼を置いているのに対し、ストレングスファインダーは「才能・強みの傾向」を34の資質で把握することを目的としています。どちらが優れているということではなく、焦点の当て方が異なる別々のツールです。
34の資質はすべて確認できますか?
基本的な診断では上位の資質のみが表示されます。34資質すべての順位を確認したい場合は、より詳しいレポートのオプションを利用する形になっているとされています。診断はギャラップ社の公式サービスを通じて受けられます。
ストレングスファインダーの結果は変わることがありますか?
経験や成長によって資質の発揮のされ方や順位が変わる可能性があると言われています。また、受けるときの状況や心理状態によっても回答に影響が出ることがあるとされるため、結果を固定的なラベルとして捉えすぎないようにすることが推奨されることが多いようです。
ストレングスファインダーは就職活動や仕事に役立ちますか?
自分の得意な思考パターンや行動の傾向を整理する手がかりとして活用する人は多いとされています。ただし、診断結果だけで職業の向き不向きを断定することは難しく、あくまで自己理解を深めるための参考情報のひとつとして扱うことが望ましいとされています。