「絶食系男子」とは?
一時期、草食系男子という言葉が流行り、一般的な認知度もそうとうなものになりました。草食系男子というのは、けっして異性にモテないわけではないのに、恋愛にさほど関心がなく、たとえ異性と付き合っても、「肉食」ではないだけに肉体交渉も強いて求めないという男性を指しました。
一方、今回のテーマ「絶食系男子」とは、恋愛に関する欲がまったくない男性のことです。もはや草も食べない状態というわけで「絶食系」。お腹が空かないのかと心配にもなりますが、当人はいたって平気で、充実した生活を送っているケースも多いようです。
「絶食系男子」の特徴
まずは、「絶食系男子」の特徴といわれる要素をいくつか挙げてみましょう。
仕事や趣味に没頭している
女性に関心がないから仕事や趣味に没頭しているのか、仕事や趣味に没頭しているから女性への関心がないのか。少なくとも、「絶食系男子」は仕事一筋だったり、趣味を生活の中心と考えている人が多いようです。平たくいってしまえば、恋愛なんかより楽しいことがあるということになるでしょうか。
一人の時間が好き
趣味を大切にしていることにも関係してきますが、「絶食系男子」には、一人でいることが好きな人が多いともいわれます。食事をするのも、ドライブに出かけるのも、映画を観るのも一人と、基本的に単独で行動するのが好きなようです。
一人だと飽きたらすぐに帰ることもでき、ショッピングにいくら時間をかけようが、ドライブ中に熱唱しようが、誰からも文句を言われません。一人でいることは自由で楽なのです。このため、デートで相手に気を遣ってまで一緒に過ごす理由がないという考えになるのかもしれません。
女性が苦手
もともと「絶食系」な人がいる一方で、なかには、過去に女性と付き合った経験はあるけれど、いまは「絶食系」という人もいるようです。このタイプは、何らかの原因があって女性が苦手になってしまったパターンのようです。
むかし彼女に振り回されたから。浮気されたから。女性に抱いていた幻想が砕かれてしまったから。理由はさまざまでしょうが、女性に幻滅したために恋愛から遠ざかり、「絶食系男子」となったというわけです。
二次元の女性は好き!
恋愛にいっさい興味がないというのが「絶食系男子」の定義ですが、例外として、二次元の女性は別だとする人もいるそうです。二次元世界の女性が理想的すぎて、どうしても現実の女性と比べてしまう。結果的にリアルな恋愛には目が向かなくなるというのです。
そうなると、アニメを見たり、ゲームをしたり、コミックマーケットへ出かけたり、二次元の仮想恋愛を中心に、忙しくも充実した日々を送っているケースも考えられます。この場合は恋愛に興味がないともいいきれないので、こうしたタイプの「絶食系男子」に、女性側からのアプローチは効果があるのかどうか、気になるところです。
「絶食系男子」へのアプローチ
考えてみれば、興味がないといっているものに無理やり興味を持たせようとするのもおかしな話ではあります。当の「絶食系男子」からすれば大きなお世話でしょう。人それぞれ違っていてかまわないのです。ただ、たまたま好きになった相手が「絶食系男子」で、そこにわずかでも可能性があるなら……そう考える女性もいるかもしれませんね。
ごく当たり前に恋愛に関心のある人でも考え方は千差万別であるように、ひと口に「絶食系男子」といってもさまざまでしょう。実際、本心では女性と関わりたいけれど、勇気が出せなかったり、自分に自信がなかったりして遠ざけているケースもあるようです。
そういう場合は、きっかけさえあれば草食系や肉食系に変化することも考えられなくはないので、「駄目もと」で焦らず騒がずアタックすることが大事かと思います。まずは相手の趣味などを一緒に楽しめる関係から始めてみてはどうでしょう?
しかし、繰り返しになりますが、人はそれぞれ違っていて当然なのです。当人が楽しく幸せに生きているなら、「絶食系男子」もひとつの個性というべきでしょう。