「親交を深める」の意味とは？
「親交を深める」（しんこうをふかめる）とは、親しいお付き合いをして相手との距離を縮めることを言います。「親交」は、親密な交際のことで、簡単に言えばお互いに親しく付き合う様子を表します。
「深める」は、物事の程度を深くすることです。この場合は、お付き合いの度合いをかなり深くすることですので、さらに相手と親しくなることを指します。
「親交を深める」使い方
初めはそんなに親しくなかったとしても、相手との付き合いを通じてわかり合うこともあるでしょう。親しくなるうちに相手との距離が近くなり友情が揺るぎないものになったり、相手との信頼関係が強くなった時に使われる言い回しです。
仲良くなった人や尊敬する目上の人など、自分が好意を持ってお付き合いしている相手に向けて用います。互いに良い感情を持っていることが多いでしょう。ただし、恋愛関連のお付き合いではあまり使われません。
「親交を深める」の例文
- 俳句の会を通じて、年の離れたAさんと親交を深めることができた。
- 新年会で隣同士になったことが、B部長と親交を深めるきっかけになった。
- 意見を交換しあい、Cくんと親交を深められた。
- 在学中はDさんと話をしたことさえなかったが、卒業後に親交を深めていった。
「親交を深める」の類語
親睦を深める
「親睦を深める」（しんぼくをふかめる）は、「親交を深める」と同じように相手と非常に親しいお付き合いをすることを言います。
「親睦」は、お互いに親しみ合う、つまり、互いに仲良くするということです。「睦」の字義は、仲良くする、親しむことで、同じような意味を持った漢字が重なり強調されています。
「親睦会」（社内などの特定のグループ内でお互いに親しくするための会、食事会や飲み会）のように使います。
【例文】
- 世代が異なる人とどのように親睦を深めればよいのだろうか。
- 歓迎会を開いて親睦を深めた。