「カッパ口」とは?
「カッパ口」とは唇を少し隠し、口角を上げたV字型の口のことを指します。NHKの朝ドラ「あまちゃん」で大ブレークした能年玲奈さん(現芸名:のん)が「カッパ口」の代表格です。
「カッパ口」と似た言葉に「アヒル口」(あひるぐち)があります。板野友美さんや上戸彩さんに代表される「アヒル口」が唇をふっくらみせてセクシーさを強調していたのに対し、「カッパ口」はかわいらしさを全面に押し出したスタイルとされています。
「アヒル口」は一部の人たちから「あざとい」と評されているようですが、一方「カッパ口」は、自然体で好感を持てると評価されているようです。
「カッパ口」の作り方
カッパ口はどのように作るのでしょうか。文章で説明すると、「下唇を上唇で隠し、さらに上唇を薄くして横に引き結んで口角を上げる」ということになります。
言葉にすると何だかおかしな感じですが、アルファベットの「V」をイメージするとわかりやすいかもしれません。
ただ、この「カッパ口」はかなり難しいので、実践する時にはご注意ください。失敗すると変顔になりかねません。
「カッパ口」という言葉の使い方
- 僕はアヒル口よりカッパ口の方が好きだな。
- あの子、わざとカッパ口してない?
「カッパ口」として有名な芸能人
「カッパ口」として有名な芸能人を挙げると、以下の通りです。
- 能年玲奈(現芸名:のん)…日本の女優、ファッションモデル
- トリンドル玲奈…日本のファッションモデル、タレント
- 鳥居みゆき…日本のお笑い芸人
- 河北麻友子…日本のファッションモデル、タレント
「○○口」の歴史
元祖は「アヒル口」
「○○口」の元祖は「アヒル口」です。歌手の鈴木亜美さんの表情から初めて使われたと言われています。口角をあげ、口先を突き出す形がアヒルの口に似ています。
板野友美さんや上戸彩さん、桐谷美玲さんなど数多くの芸能人がそのアヒル口で男性を虜にしてきました。その後に人気が出たのが「カッパ口」です。
「魚口」
また、海外モデルが使う「魚口」(さかなぐち、うおぐち)も流行りました。目を流し目のように細め、魚のように少し口を開け、顎をちょっと引けば魚口が出来上がり。
女優のキーラ・ナイトレイさんや歌手のジェニファー・ロペスさんが「魚口」を披露しています。
「赤ちゃん口」
そして最近の流行りが「赤ちゃん口」です。少し頬を膨らませて唇を突き出す口の形が赤ちゃんのようだということでこの名前が付いたようです。モデルで女優の江野沢愛美さんがinstagramに載せたことで話題に火がつきました。
その他「〇〇口」に準じるもの
ご紹介した「〇〇口」以外にも、話題になった表情やポーズはいくつかあります。
まず「ちゅん顔」です。「ちゅん顔」とは、目を大きく開いてスズメのように口を尖らせる表情のことです。元々は芸能界で使われる用語で、モデルの方は多用していたようです。押切もえさん、益若つばささん、石原さとみさんが「ちゅん顔」の有名人です。
また、「ハムハムポーズ」も有名です。下唇を軽く噛むポーズのことをいいます。また、まるで虫歯で歯が痛いかのように頬に手を当てる「虫歯ポーズ」というポーズもあります。
なぜ「〇〇口」を作るのか?
人が「カッパ口」を始めとする口の形を作る行為をする理由は、多くの場合は「(特に異性に)かわいくみられたいから」であるようです。
しかし、実際にTwitterなどのSNSでは、「可愛くない」や「普通の笑顔がいい」との意見が一定数あり、好意的な意見の場合も、口の形というより実は「その人自身が好き」というケースが少なくないようです。
「カッパ口」や「赤ちゃん口」に一定の支持があるのは確かですが、異性の気を引くことを考えると、人間性や自然の笑顔の美しさを磨くことも、同じくらい大切といえるかもしれませんね。