「普遍的」とは?意味や使い方をご紹介

「普遍的」という言葉は使い方が難しいかもしれません。「普遍的」と言う言葉を使っても、「それは、あなたの頭の中だけの話でしょう」と言われるかもしれません。「普遍的」とは、正確にはどのような意味なのでしょうか。しっかりと使えるように、その意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「普遍的」とは
  2. 「普遍」という言葉を含む言葉
  3. 「普遍的」の意味
  4. 「普遍的」の類義語
  5. 「普遍的」の対義語
  6. 「普遍的」を使った使用例

「普遍的」とは

「普遍的」(ふへんてき)という言葉は、文章の中で良く目にしたりしますが、明確な意味をしっかりと説明できる方はいますでしょうか。積極的にこの言葉を使えるようになるよう、「普遍的」という言葉の意味、使い方についてご紹介します。

「普遍」という言葉を含む言葉

「普遍性」は、すべての物事に通じる性質、すべての物事に適合する性質を表しています。
「普遍主義」は、個別のものよりも多数の、すべてのものに共通する事物を尊重する主義で、反意語は「個体主義」となります。
「普遍妥当性」は、哲学用語で、真理や倫理的価値、美的価値などに必ず含まれている。いつでも、どこででも承認されるべき性質のことです。

だいぶ「普遍」のイメージが見えてきました。

「普遍的」の意味

「普遍的」の言葉を構成する「普」と「遍」は共に「広く行き渡る状態」を意味しています。これが組み合わされた「普遍」の意味は、「全体に広く行き渡ること」、「例外なくすべてのものにあてはまること」となります。

したがって、「普遍的」とは「ある範囲のすべてに共通している様子」を意味していることになります。そして、特殊な事物には対応しない、例外のない使われ方をする言葉です。もっと分かりやすく言えば、「普遍的」の意味はいつでも、どこでも、何にでも共通していることです。

「普遍的」の類義語

「普遍的」の類義語としては、以下のような言葉があげられます。
 

  • 一般的:広く全体に共通して認められ行き渡っている状態、ありふれていること、特に違いが認められない状態
  • 全般的:物事の全体に及んでいる様子
  • 世界的:その力量が世界じゅうに通用するほどすぐれている状態、世界全体に関係している様子
  • もれなく:例外のないさま。ことごとく
  • 余すところなく:残らず、すべて
  • ことごとく:問題にしているもの全部、残らず、すべて

「一般的」と「普遍的」の違い

「普遍的」と間違えやすい「一般的」ということばがあります。これを使った言葉の使用例として、「一般的な傾向」「一般的に景気が悪い」などがありますが、これには例外もあるという意味が含まれています。これで、「普遍的」という言葉は、例外のない、共通した状態という意味が含まれていることが理解できたと思います。

「普遍的」の対義語

「普遍」の対義語は「特殊」で、次に示す2つの意味があります。
 

  1. 「性質、内容などが普通のものと異なっていること」という意味(使用例: 特殊な製法で作られた薬)
  2. 「全体に共通するものではなく、限られたわずかの範囲内でのみ当てはまること」という意味(使用例:これは特殊なケースだ、特殊な原理)

「普遍」は「特殊」が持っている意味の2番目の意味の対義語になります。

「普遍的」を使った使用例

「普遍的」を使用した例文をあげていますが、いづれも「例外のない」「共通の」という意味が含まれているのが分かります。
 

  1. 言語は人類におけるコミュニケーションの普遍的な方法として存在している(すべての人に共通することを表す)
  2. 喜びと悲しみは普遍的な人間の感情である(すべての人に共通することを表す)
  3. 1日は24時間ということは普遍的に通用している(いつでも、どこでも、すべてのものに共通していることを表す)
  4. 欧米社会の人びとが欧米的価値観が普遍的価値を持つと思っているかぎり、イスラム社会との軋轢は解消しない。(普遍的価値:各々の文明や宗教に依らない人類共通の価値)
  5. 礼儀と謙虚さは時代が変わっても普遍的に求められる。(いつでも、すべての人に共通することを表す)

「普遍」と同じ発音をする「不変」は、「変わらないこと」という意味です。現代なら当たり前でも100年前とは違っていれば、普遍的とは言いません。意味は近いですが、非常に間違えやすいので注意しましょう。

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