「てられな」とは
「てられな」とは、やってられないを略した言葉です。
2015年11月20日放送のバラエティ番組アメトーーク内(だから嫌いなんだ発表会)で、ブラックマヨネーズの吉田敬さんが発したことが発祥となっています。
ブラックマヨネーズとは
「ブラマヨ」とも呼ばれる、小杉竜一と吉田敬によるお笑いコンビです。よしもとクリエイティブエージェンシー所属で1998年に結成されました。2005年M-1グランプリ王者です。
吉田敬さんの「てられな」な主張
同番組内で吉田敬さんが熱く主張した「てられな」は、多くの人から共感を集めました。
- 若者の見るドラマが嫌い
- イケメンが主人公のドラマに全く感情移入できない
- イケメンは美女と別れてもまた新たな美人が登場する
- イケメンに起こる展開にブ男は共感できない、壁ドンなんかできるわけがない
さらに主張はヒートアップしながら続き、
と憤りを爆発させたのです。
これに共感した人々や、矛先は違っても何か憤りを抱えている人々に、この吉田敬さんが発した「てられな!」が強く響き、流行に繋がったと言えます。
「てられな」から派生した「てられる」
2015年12月30日放送の同番組内で、「てられな」が流行語大賞を獲得しました。その際の吉田敬さんのコメントから、「てられる」という言葉も生まれました。
やってられる、やってられる・・・てられる!
しかし、「てられな」のような流行は起きなかったようです。
「てられな」Tシャツ
「てられな」の文字を使用した「てられな」Tシャツが、無断で作られネット通販で販売されていることを知った番組側は、公式オリジナルのものを作りました。現在もネット上で様々な「てられな」Tシャツが販売されています。
「てられな」の上手な使い方
日々様々な関わりの中で生活していると、「やってられない!!」と強く憤ることもあるかと思います。それが切実であればあるほど、重い愚痴になってしまいがちですよね。しかし、強く訴えずにはいられない…そんな時には、「てられな」を上手く取り入れることが有用です。
吉田敬さんのように思い切り熱く憤りを爆発させ、最後に「てられなだよ!」と付け加えてみましょう。主張の温度はそのままに、重くならずに相手に伝わります。