「ありよりのあり」とは
「ありよりのあり」は「有り」か「無し」かの選択をする際に、「全面的に有り(肯定的)」という意味合いで使われます。
「ありよりのあり」の「~より」というのは「有り」の範囲の中で、その中間点より「有り」と「無し」のどちら側に近いかと比較の意味であると解釈すれば考えやすくなります。
有り無しの判断を0点~100点で判断するとします。0点~50点までを「無し」、51点~100点までを「有り」とした場合、51点~100点の中間点である75点を中間点と仮定してください。
その中間点を境に「有り」を51点~75点、76点~100点の2つの範囲に分けます。「ありよりのあり」は中間点(75点)よりも更に「有り」に近い部分(76~100点)の事を指します。
「ありよりのあり」の例文
- 「この俳優すごくカッコイイよね!」「私もそう思う!ありよりのありだよね!」
- 「このケーキすごく美味しい!ありよりのありなんですけど!」
「ありよりのあり」と対比する言葉
「ありよりのあり」と対比する言葉して、「なしよりのあり」、「ありよりのなし」、「なしよりのなし」があります。
この4つの言葉を上記の0点~100点までの考え方で説明すると以下のように分かれます。
- 「ありよりのあり」 76点~100点(全面的に肯定)
- 「なしよりのあり」 51点~75点(やや否定的だが肯定)
- 「ありよりのなし」 26点~50点(やや肯定的だが否定)
- 「なしよりのなし」 0点~25点(全面的に否定)
「ありよりのあり」の注意点
「ありよりのあり」、「なしよりのあり」などの言葉は、「有り」か「無し」かという2択の選択肢を4択に広げ、返答のニュアンスがより伝わりやすくなる便利な「若者言葉」です。
その一方、これらの言葉は曖昧で濁したような返答と受け取られる事もあり、「ビジネス用語」としては不向きですので注意しましょう。