顎クイとは?
顎クイとは、男性が女性の顎を片手で上向かせ、無理矢理自分の目線に合わせる行為のことです。主に恋愛をテーマにした少女漫画に見られ、男性側はその後キスを試みる展開がセオリーです。
またドラマの中でイケメン俳優が美人女優に対して行うこともあり、いわゆる美男美女カップル特有の行為と思われがちですが、一般のカップルの間でも行われる場合があるようです。
なぜキュンとくるのか?
顎クイにキュンとする理由のひとつとして"不意打ちの顎クイ"というものがあります。不意を突かれて驚いたことによるドキドキ感と、異性と顔が近づくというセクシャリティなドキドキ感の相乗効果というわけです。
これと似たものに「吊り橋理論」という学説があります。カナダの社会学者2名が行った実験によると、揺れる吊橋の上で異性に声をかけられた被験者は、揺れない吊橋の上で声をかけられた被験者よりも、後日アプローチしてきやすかったというのです。
これは揺れる吊橋の不安感・緊張感によるドキドキが、恋愛感情と誤認されたためと推測されました。
ところがこれには後日談があります。その後、別の研究者が同じ実験をメイクで魅力を低下させた女性を使って行ってみたところ、声をかけてきたのが美人でない場合は逆効果であるという結果になったのです。
顎クイが苦手な女性もいる
実は顎クイを苦手とする女性は少なからずいます。漫画やアニメなどお話のなかだと魅力的に見えても、現実でやるとドン引きされる行為というのがありますが、顎クイにもそういった側面があるのです。
また苦手な理由として、「顎にコンプレックスを抱えていて触られたくない」とか「男性がナルシストにしか見えない」などの意見も聞かれます。
顎クイをするのに相応しいシチュエーション
ではどのような顎クイなら、女性にキュンとしてもらいやすいのでしょうか。まず大前提として、相手の女性と浅からず関係を持っていなくてはなりません。好意のない相手からの不用意な身体的接触は、女性に抵抗感や不快感を与えかねないからです。
もともと恋人同士であれば、少なくとも「恋愛感情によるドキドキ」という要素はクリアしているわけですから、顎クイに対する心理的ハードルも低いでしょう。デート帰りの夜中や喧嘩後の慰めの時など、行うならロマンティックなシチュエーションにもこだわりたいところです。
他にもキュンとくる行為は数多くある
一般的に女性がキュンとすると言われる行為は、壁ドンや顎クイのようにやや難易度の高いもの以外にも、比較的気軽にできるものが沢山あります。例えば「後ろからギュッとされる」とか「頭をポンポンされる」、「危ないときに手を引いてくれる」など、"ふとした瞬間のちょっとした行為"にときめく傾向があるようです。
とはいえ、男性の“かっこつけ”は、女性には往々にして見抜かれているものです。格好いいと思われることばかりにこだわらず、あくまで自然体、等身大の自分で女性に接することも、大切なのかもしれません。