「あげぽよ」の意味
「あげぽよ」は気分が高揚した状態、ハイテンションであるという意味です。
ギャル語で、ハイテンションを意味する語に「アゲ」や「アゲアゲ」が元からあり、これに「ぽよ」をつけ加えたものといえます。なお、「ぽよ」に意味はなく、ただ可愛く聞こえるから語尾につけただけのようです。
反対語は「さげぽよ」で、こちらはローテンションな状態。気落ちした状態をいう「サゲ」+「ぽよ」です。
「あげぽよ」は女子中高生の間で人気が広まり、2010年に「女子中高生ケータイ流行語大賞の銀賞」、次いで2011年に同じく、「銅賞」を受賞しています。余談かもしれませんが、2016年11月22日、「あげぽよ」というドーナツがセブン・イレブンから発売されています。
「あげぽよ」のルーツは?
ギャル系雑誌「Egg」の人気モデルであった川端かなこ氏が最初に使ったと言われています。
しかし、最近になってあるツイッターのユーザが「あげぽよ」の新たなルーツに関する情報を投稿して注目されました。
このユーザが叔父から譲り受けた「鹿児島弁辞典」の中に「あげぽよ」のみならず「さげぽよ」も収録されていたのです。それぞれ、「上気」、「気落ち」と説明されていて、意味がピッタリ合います。
「ぽよ」という語についても、すでに1998年に、鹿児島テレビ放送で「ぽよ」と命名されたマスコットキャラクターが登場しており、いよいよ「あげぽよ」のルーツは鹿児島にあるのではないかと思わせますが、2011年に、モデルプレスのインタビューの中で川端かなこ氏は「アレはウチがつくった」と言明しています。
「あげぽよ」の使用例
- ネイルがうまくできてあげぽよ
- 初めて自分で作った唐揚げが美味しすぎてあげぽよ
- ituneカード買ってきてテンションあげぽよ
- こんな高級レストランでごちそうしてもらってマジであげぽよ
「あげぽよ」まとめ
流行り廃りが早いギャル語の中で、すでに死語となったとも言われる「あげぽよ」ですが、比較的長く使われてきた言葉です。響きが可愛い言葉なので、今後、しばらくの間は使われそうですね。