「オノマトペ」の意味とは?「オノマトペ」の一覧を含めてご紹介

皆さんは「オノマトペ」という外来語を耳にされたことはあるでしょうか。新人のお笑いコンビ名?料理の名前?いや阪神の新しい外国人選手じゃない?…いえ、いずれも違います。今回は「オノマトペ」という言葉の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「オノマトペ」の意味
  2. 「オノマトペ」の語源
  3. 日本語での「オノマトペ」の例
  4. 外国語での「オノマトペ」の例
  5. 「オノマトペ」のまとめ

「オノマトペ」の意味

「オノマトペ」という外来語は、直接的にはフランス語の単語を日本風に表記したものです。意味は「擬声語、擬音語、擬態語」などとされます。当てはまる日本語が複数あるのは、この言葉の概念を示す日本語が一つに定まっていないためです。

耳に聞こえてくる物音や、動物の鳴き声、人の感情や気持ち、見た目に感じられる風景の様子などを、言葉で説明するのではなく、その音をそのまま模倣して表現することが、日本語ではよくあります。これが総称して「オノマトペ」と呼ばれています。

音を模して言い表す「オノマトペ」は日本語に限らず、英語、中国語など各国の言葉にもたくさんある、人類の言語共通の表現方法だといえます。

「オノマトペ」の語源

「オノマトペ」という外来語は、フランス語の「onomatopée」(オノマトペ)が語源になっています。この単語をそのまま日本語読みにしたものです。ちなみに英語では「onomatopoeia」(アナマタピーア)と言うそうです。いずれも「擬声語、擬音語」といった同じ意味合いの言葉です。

これらのフランス語や英語は、もともとは古代ギリシャ語の「ὀνοματοποιία」(オノマトポーア)が語源になったといわれます。この言葉は、和訳すると「言葉をつくる」という意味を示すそうです。つまり「オノマトペ」は、耳から入る音や心に感じる音をそのまま、新しい言葉として再現し、口にしたり書き出す、いわば「モノマネ」や「形態模写」のような行為と、その言葉のことを指すといえます。

日本語での「オノマトペ」の例

擬音語の「オノマトペ」例

一口に「オノマトペ」といってもさまざまな種類があります。まず日本語における「擬音語」のオノマトペの主な例を挙げてみます。これは動物や虫の鳴き声、自然の音の表現など、オノマトペとしては一番身近なものだといえるでしょう。

【動物の鳴き声】

  • メーメー(羊)
  • ブウブウ(豚)
  • ワンワン(犬)
  • ニャーニャー(猫)
  • コケコッコー(鶏)
【自然の音】
  • ザーザー(雨が降る音)
  • ジャブジャブ(水がぶつかる音)
  • ビュービュー(風が吹く音)
  • ゴロゴロ(雷が鳴る音)
【社会生活の動作音など】
  • バタン(ドアが閉まる音)
  • ギシギシ(床などがきしむ音)
  • ドカン(爆発音)
  • ゴトゴト(電車が走行する音)
  • チン(電子レンジの音)

擬態語の「オノマトペ」例

オノマトペには「人の気持ちや物事の様子」を表現する「擬態語」もあります。実際にはそうした音は聞こえませんが、あたかもそう鳴っているかのように擬似的な言葉で表すものです。

ただ研究者の中には「ギクリ」「ピン」など感情の内面を表すものを「擬情語」、「ひらひら」「ピカピカ」など外面的な様子を「擬容語」と区別したり、「ぴったり」「ちゃんと」など日本語の一般表現と区別しがたいものなど、分類は厳密とはいえない面もあるようです。

  • パラパラ(紙などをめくったり、散らばる様子)
  • メロメロ(惚れ込んで心酔する様子)
  • もくもく(煙などが大きく立ち上る様子)
  • ジーン(感動して涙が流れそうになる様子)
  • ほんわか(心がなごんで、気分がいい様子)
  • ぐずぐず(煮え切らず仕草が遅い様子、幼児がむずかる様子)

外国語での「オノマトペ」の例

「オノマトペ」は日本語に限らず、外国語にも豊富に見られるものです。ここでは「犬の鳴き声」(日本語ではワンワン)を例に、各国の代表的なオノマトペがどう違うか列挙してみます。

  • 英語…bow-wow
  • フランス語…ouaf-ouaf
  • ロシア語…gaf-gaf
  • 韓国語…meong-meong
  • アラビア語…hau-hau
  • スワヒリ語…gon-gon

「オノマトペ」のまとめ

オノマトペは、人間の言語表現やコミュニケーション方法の豊かさを示すとても良い事例ではないでしょうか。例えば幼児語の「ブーブー」はそのまま車という名詞になったり、意外なところでは、英語の「新技術語」ともいえるパソコンの「クリック」は、元来、マウスを押す音を摸したものなのだそうです。言語学の世界では「格が低い」「幼稚」などとして積極的研究が遅れている分野だともいわれ、残念な気がします。


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