「カラスの行水」とは?意味や使い方をご紹介

みなさんは「カラスの行水」と言う言葉を耳にした事がありますか。入浴時間が短い事の例えで使われることわざですが、どういった風に使えば良いのかいまいち分かりにくいですよね?「カラスの行水」の詳しい意味と使い方について紹介します。

目次

  1. 「カラスの行水」とは?
  2. 「行水」とは?
  3. 「カラスの行水」の使い方
  4. 「カラスの行水」の英語表現
  5. 「カラスの行水」の対義語
  6. 「カラスの行水」まとめ

「カラスの行水」とは?

「カラスの行水」はカラスの水浴びがとても短い事から、入浴時間がとても短いこと、お風呂に入ってもすぐに出てきてしまうことなどを例えて言うことわざです。

カラスは人のゴミを漁ったり不潔なイメージの強い動物ですが、意外に綺麗好きで毎日きちんと水浴びをします。しかしその水浴びの時間はとても短く、本当にちょこっと水を浴びただけで終了してしまいます。

その様子を人間に置き換えてお風呂に入ってもサッと出てきてしまうことを「カラスの行水」と言うようになりました。

「行水」とは?

「カラスの行水」に含まれている「行水」という言葉、パッと聞いてわかる人はそんなに多くないのではないかなと思います。

「行水」は桶やたらいにお湯やを水をそそいで、それを浴びて体を洗うことを指します。入浴のことですね。

昔はもちろん家庭用給湯器なんて物は存在しておらず、シャワーもなかったので桶で体を流して清潔さを保っていました。やかんなどでお湯を沸かして、水を張った桶にそのお湯を注ぎ、温度調整しながら浴びていたそうです。夏に暑さしのぎで冷水を浴びる事があったため「行水」は夏の季語になっています。

「行水」の元々の由来は仏教用語です。日本では祈ったり、神事や仏事を行う前に水で体を清めることを言いました。現在でも神社等で神前に行く前に水で口や手を清めますが、単に手を洗ったり口をすすぐだけでも行水とされる事がありました。

ちなみに「行水」の読み方は「ぎょうすい」ではなく、「ぎょうずい」なので間違えないようにしたいですね。

「カラスの行水」の使い方

「カラスの行水」の具体的な使い方を挙げると

  • 「お父さんは風呂嫌いで、いつもカラスの行水だ」
  • 「今は水不足のためカラスの行水になるが我慢だ」
という風に入浴時間が短い時の例えで使います。使える場面は限られてますがサッとこの言葉が出てくると会話に趣が出ます。

「カラスの行水」の英語表現

カラスは英語でcrowですが、だからと言ってcrow's bathでは伝わりません。

”(have) a quick dip in bath"
"(take) a hurried bath"

という風にすれば「早くすませる入浴」という意味の表現が伝わります。例を挙げると

”I don't usually take long bath but you have a quick dip in bath" (私も結構長くお風呂に入らないけど、君はカラスの行水だ)

「カラスの行水」の対義語

「カラスの行水」とは反対に入浴時間が長い事を表現した言葉もいくつか存在します。「カラスの行水」の対義語を紹介していきます。

①「腰抜け風呂」

「腰抜け風呂」はお風呂場で倒れたのかと心配になるほど、腰が抜けてしまうほど入浴時間が長いことをからかっていう言葉です。

「腰抜け風呂」の由来は1797年の大辞典『俚諺集覧』で「京にて長湯のことをこしぬけぶろという」と記されていたことからです。

②「垢も身のうち」

「垢も身のうち」は垢も体の一部であるから、長くお風呂に入って丹念に体を洗う必要はないと長風呂の人を揶揄していう言葉です。

お腹も体の一部だから暴飲暴食は慎んで大切にするべきという意味の「腹も身のうち」をもじって出来た言葉です。

「カラスの行水」まとめ

いかがでしたか?対義語と一緒に覚えると使える場面が増えそうですよね。「カラスの行水」は入浴に関する言葉でしたが、お風呂に関連した言葉はまだまだたくさんあるので調べてみると面白いかもしれません。


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