「節目」とは?意味や使い方をご紹介

「節目」の読み方は二通りあるということをご存知ですか?「節目の年」「節目を迎える」などと言いますが、読み方によって意味に違いはあるのでしょうか?本記事では、「節目」の意味と使い方、読みによるニュアンスの違いなどをご紹介いたします。

目次

  1. 「節目」とは
  2. 「節目(ふしめ)」と「節目(セツモク)」
  3. 「節目」の使い方(例文)
  4. 「節目」の類語
  5. 「節目」のまとめ

「節目」とは

「節目」は、「材木・竹などの節のあるところ」「物事の区切り」という意味です。日常会話では、「ふしめ」読むのが一般的ですが、「セツモク」と読むこともできます。

「節目」の「節」には「竹・木のふし」「区切りの一つ一つ」
などの意味があります。「節目」の「目」は、「(生物の)め」の意味の他に、「木のすじめ」「箇条」といった意味も持っています

「竹の節目」と「人生の節目」

「節目」はもともと、「竹や木のふしめ」の意味で使われていました。竹は節目を作ることで強くなり、ぐんぐん成長する植物です。

私たちの人生をこの「竹の節目」にたとえ、人生の様々な場面での区切りや転機を成長の機会として「節目」と言うようになったのです。

「節目(ふしめ)」と「節目(セツモク)」

将棋の最年少プロである藤井聡太四段が、公式戦通算50勝を達成した時のインタビューで、「一局一局指してきたのが節目(セツモク)の数字となりました。」と振り返ったことは、まだみなさんの記憶に新しいのではないでしょうか。

ところで藤井四段は50勝目の区切りのことを、なぜ「節目(ふしめ)」とは言わず「節目(セツモク)」と表現したのでしょう?

「節目(ふしめ)」と「節目(セツモク)」はおおむね同じような意味合いの熟語ですが、両者には微妙にニュアンスの違いがあります。「節目(セツモク)」と読む場合は、「小分けした一つ一つの箇条、細目」という意味があり、「節目(ふしめ)」よりも細かい区切りを指すと言います。

藤井四段がこのニュアンスの違いを認識していたとすると、「50勝目は人生の大きな区切りではなく、まだまだ続く将棋人生の小さな通過点に過ぎない」と答えたことになりますね。

「節目」の使い方(例文)

私たちが日常会話で使う「節目」は、「物事の区切り」という意味で使われることが多く、「人生の節目」「節目を迎える」「節目の年」「節目節目」などの言い方があります。以下に例文を挙げてみますが、読みの違いがあるため「セツモク」の場合のみ括弧内にルビを振ることとします。

  • 就職や結婚は、人生の大きな節目だと言われている。
  • 夫は定年退職という節目を迎え、第二の人生をどう生きるか考えている。
  • 今年は、開業10周年の節目の年なので、記念イベントを開催する予定だ。
  • 私が今日あるのは、私の人生の節目節目に、両親の支えがあったからだ。
  • 彼の今回の作品は、芸術家としての節目(セツモク)の作品となった。

「節目」の類語


「節目」の類語には、「区切り」「転機」「分岐点」などがあります。それぞれの意味と例文を以下に紹介します。

  • 区切り…物事の一つの切れ目(例:それは、私にとって人生の区切りとなる出来事だった)
  • 転機…ある状態から他の状態に変わるきっかけ、変わり目(例:大病を患ったことが、彼女の人生の転機となった)
  • 分岐点…道路・進路などの分かれ目(例:高校の恩師との出会いが、彼の人生の分岐点となった)
いずれの言葉も似た意味合いを持つように思われるかもしれませんが、それぞれニュアンスが異なります。

まず「区切り」は物事の切れ目ではありますが、区切りがつく前と後の状態が必ずしも大きく変化しているとは限りません。それに対し「転機」は、転機が訪れる前と後の状態が明確に異なります。

「分岐点」の場合は、分岐点となる事象の前後ではなく、事象があった場合となかった場合の比較に重きが置かれます。例文で言うと、恩師と出会う前と後を比較するのではなく、恩師と出会わなかった場合と出会った現在を比較するニュアンスです。

「節目」のまとめ

人生には様々な節目があると言います。一般的に節目と言われるのは就職や結婚、子供の誕生などですが、それ以外にも人それぞれの節目というものがあるのでしょう。人間も竹の節目のように、人生の節目節目で強く大きく成長していけるといいですね。


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