「一様」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは「一様」という言葉を聞いて、どのような様子を表すのかすぐに想像がつくでしょうか?この記事では「一様」の意味や使い方のほか、類語、対義語についても解説しています。また、数学における「一様」の使い方についてもご紹介いたします。

目次

  1. 「一様」の意味
  2. 「一様」の使い方
  3. 一様の類語
  4. 一様の対義語
  5. 数学における「一様」

「一様」の意味

一様とは、「みな同じ様子であること」あるいは「ありふれていて普通であること」を意味する言葉です。

前者が、複数の人や物が同じような様子を見せるさまを表しているのに対し、後者は「複数」という意味を持ちません。よって、「一様」にはふた通りの使い方があるということになります。

ちなみに、「みな同じ様子であること」という意味では、英単語の"uniformly"に相当します。"uniform"といえば、スポーツの試合や職場などで着るユニフォームのことですが、これも「みんな同じ」服であるという点で、「一様」という意味を持ちます。

なお、「みな同じ」といっても、何が同じなのか(行動なのか、見た目なのか、性質なのか等)によって、色々な使われ方があります。以下に、「一様」のさまざまな使い方をご紹介します。

「一様」の使い方

まずは、人や物の「動作」が同じである場合の使い方として、「聴衆は皆一様に頷いた」のような使い方があります。

次に、物の様子や性質がすべて同じである場合の使い方があります。例えば、「物質はどれも一様な反応を見せた」「彼らの返事は皆一様だった」「このクラスの成績は一様に好成績だった」のように使えます。

また、「一様」は、物の数量やデータの数値がどれも等しい場合にも使うことができます。例としては、「これらのデータは一様な数値を示している」「報酬は一様に分配される」などの使い方があります。

一方、「ありふれていて普通であること」を表した用法には、「尋常一様」という四字熟語があります。「尋常」も「普通であること」を表した言葉ですから、「尋常一様」はその意味を強調した表現ということです。

一様の類語

一様の類語はいくつかあります。例えば、複数の人々が同じ動作をする様子は「一様に-する」と表現できますが、「一斉に-する」「揃って-する」のように言い換えることもできます。

また、動作というより性質が同じである場合には、「概して」「総じて」などが使えます。先ほどの例文、「このクラスの生徒は一様に好成績だった」という文章は、「概して(総じて)このクラスの生徒は好成績だった。」と言い換えられます。

さらに、数量や数値が皆等しい場合は、「均一に」という類語が当てはまります。前述の例文の場合は、「報酬は一様に配分される」を「報酬は均一に配分される」と言い換えてよいことになります。

一様の対義語

一様の対義語は「多様」となります。「一様」が皆同じ様子であることを表すのに対して、「多様」は一つ一つが異なっている様子を表します。それぞれが違っていることを表したいときに使う言葉です。

具体的な「多様」の使われ方としては、「文化の多様性」「多種多様」などが挙げられます。

数学における「一様」

「一様」という言葉は、数学や自然科学分野でもよく用いられる言葉です。ここでは、数学での使用法に焦点を当てます。主な例として、「一様収束」「一様な確率分布」という使い方について解説します。

「一様収束」という言葉は、関数列の収束に関する議論において、重要な概念です。詳細は省きますが、要するに、各点において同じようにある関数に近づくことを意味します。つまり、「同じように近づく」様子を表したのが「一様収束」なのです。

一方「一様な確率分布」という言葉は、数学者や数学専攻の学生でなくても聞いたことがあるかもしれません。実際、データを扱う人であれば、触れる機会のある言葉ではないでしょうか。

確率分布というのは、1つ1つの事象がそれぞれどれくらいの頻度で現れやすいか、ということを表すものです。例えば、Aという事象は30%、Bは10%、Cは40%、Dは20%のような情報のことです。

「一様な確率分布」とは、それぞれの事象に対する確率が皆等しいような場合のことを指します。上記の例であれば、A、B、C、Dのどれも25%の確率で現れるような確率分布を指します。つまり、どの事象も等しい値を持つという意味で「一様」ということです。


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