「アラサー」とは?意味や使い方をご紹介

「アラサー」は、独身の人と結婚している人とで生活スタイルが変わり、仕事上でも立場が変わってくる時期です。おじさん、おばさんと呼ばれてショックを受けることもあるでしょう。ここでは、「アラサー」の意味や使い方、特徴を含めてご紹介します。

目次

  1. 「アラサー」の意味
  2. 「アラサー」の使い方
  3. 「アラサー」の特徴
  4. 微妙な年齢
  5. 「アラサーちゃん」
  6. 「アラサー」の魅力

「アラサー」の意味

「アラサー」とは、「アラウンド・サーティ(around thirty)」の略で、30歳前後の人のことです。プラスマイナス何歳までを「アラサー」と呼ぶかは明確には決まっていません。個人の判断によって、5歳差までだったり、2歳差までだったりします。ただ、6歳差以上を「アラサー」と呼ぶことはあまりなく、四捨五入で30歳になる人を指すことが多いようです。

「アラサー」の使い方

「アラサー」は自他ともに使える言葉です。

「もうアラサーになってしまった」
「まさか自分がアラサーになる日がくるとは」
「アラサーになったし、そろそろ結婚したいな」


このように自分で使うこともあれば、

「アラサーは一番いい時期だよ」
「アラサーなんてまだまだ若いな」
「君、もうアラサーなんだ」


などと周囲から言われることもあります。

「アラサー」の特徴

年齢によって、職場や家庭での立ち位置や価値観も変化していきますが、「アラサー」はどのような立場であり、どのような価値観を持っているのでしょうか。ここでは、男女別にご紹介します。

「アラサー」の男性

「アラサー」の男性は、結婚している人や、結婚を考える人が増えてくる年齢といわれています。そろそろ落ち着きたいと考えている人や、職場では重要な立場をまかされていることから、女性に支えてもらいたいと感じる人もいるようです。

精神的にも成熟する時期であり、心理学者のエリクソンによると、成人期は他人への関心が大きくなる時期とされています。20代前半は、社会の中で自分の在り方を模索し、がむしゃらに頑張ってきた人もいるでしょう。そんな人たちでも、「アラサー」になるとほぼ自我の確立も終え、自分のことよりも次世代の育成へと目を向けるようになる傾向があるそうです。

「アラサー」の女性

「アラサー」の女性は、同年代の男性にくらべ、結婚している人が多いようです。ある企業の行ったアンケートによると、男女ともに、「女性の方が結婚適齢期は早い」という意識を持っていることがわかりました。まだ結婚していない人は、将来のことを考えて結婚願望も強くなるようです。年齢に対する重みも増してきて、メイクやファッションを見つめなおす人もいるようです。

また、独身の女性は結婚している友人を気軽に誘えなくなり、それに伴って、一人で行動することも多くなるとの意見も聞かれます。

微妙な年齢

「アラサー」は、年下からはしっかりした大人の印象を持たれ、年配者からは若造の印象を持たれることがあります。お兄さんやお姉さんと慕われる一方で、小さい子供からは、おじさんやおばさんと呼ばれて「もうそんな年になったのか」と感じることもあるでしょう。中年なのか若造なのか、人によって認識のされ方が違うため、自分の立ち位置に悩むこともある年頃ではないでしょうか。

「アラサーちゃん」

「アラサー」を題材にした漫画に、「アラサーちゃん」というものがあります。壇蜜さんを主演としてテレビドラマ化もされました。モテない女子やオラオラ系男子、ゆとり男子に脱オタなど、現代を代表するキャラクターたちの日常が4コマで描かれ、同年代の女性からは「共感できる」と好評のようです。

「アラサー」の魅力

ここまで「アラサー」ならではの価値観や立ち位置を述べてきましたが、この年齢付近の人たちは、ちょうど過渡期にあたると考えられそうです。職場では新人から中堅へ、家庭では独身から結婚へと、さまざまな状況で責任が求められる立場へとステップアップします。それにつれて忙しさも増し、仕事と家庭を両立することに尽力している人も多いのではないでしょうか。そう考えると、「アラサー」は、不安定だけれども、大きな伸びしろのあることが魅力といえそうです。

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