「アオハル」とは?意味や使い方を元ネタを含めてご紹介

最近、カップ麺のCMでも話題になった「アオハル」という言葉。「青春」を訓読みしたものですが、「アオハル」という言葉はいつからどのような経緯で使われるようになったのでしょうか?この記事では、そんな「アオハル」について、意味や使い方を元ネタを含めてご紹介します。

目次

  1. 「アオハル」の意味
  2. 「アオハル」の使い方
  3. 「アオハル」の元ネタ
  4. カップヌードルCM「アオハルかよ。」

「アオハル」の意味

皆さんは「アオハル」という言葉をご存知ですか?カップ麺のCMで知ったという方も多いのではないでしょうか。「アオハル」とは、「青春(せいしゅん)」を読み替えた言葉です。

「青春」は、もともと季節の春を指す言葉です。春は一年のうちで様々な草花が芽吹き、エネルギーにあふれた季節でもあるため、それを人の生涯の若くエネルギッシュな時期と重ねて、未熟な子供から成熟した大人へと変わっていく時期のことも「青春」と言うようになりました。

「アオハル」は、「青春」の中でも後者のような「人生のうちで若く、エネルギーにあふれた時期」という意味で使われます。また、思春期とも重なるため、思春期の若い男女の未熟な恋愛をイメージさせる言葉でもあります。

「アオハル」の使い方

「アオハル」は、思春期の未熟な恋愛や、青春を感じたときに「青春」と言うのと同じように使います。

例)
「昨日彼と初めて手を繋いで、嬉しかったけど少し恥ずかしかった…///」「アオハルかよ!」
「映画館デートとかアオハルっぽいね」
「こうやってみんなで集まるとアオハルって感じする」


初々しい恋愛や、若いエネルギーに任せて仲間で盛り上がることなどを指して「アオハル」ということが多いです。

「アオハル」の元ネタ

「アオハル」には、主に2つの元ネタがあると言われていますが、初出の早い方からご紹介します。

漫画雑誌名としての「アオハル」

1つ目は、集英社が2010年に創刊した不定期青年漫画雑誌の名前「アオハル」からきているというものです。漫画雑誌「アオハル」は、「週刊ヤングジャンプ」の増刊として、「青春とヒロイン」をテーマに不定期で刊行されていましたが、2013年9月20日の「アオハル 8/8」を最後に、現在は休刊または廃刊となっています。

別冊マーガレットの「アオハライド」

もう1つは、同じく集英社から刊行されている少女漫画雑誌「別冊マーガレット」に2011年から2015年まで連載していた少女漫画「アオハライド」からというものです。「アオハライド」というタイトルには、「青春(=アオハル)に一生懸命乗っていく(=ライド)」という意味が込められており、タイトルロゴには「AO--HARU--RIDE」とも表記されています。

現在、「アオハル」のイメージとして「高校生くらいの男女の、少女漫画のようにキュンキュンする恋愛」というような印象が強く、また「アオハル」という言葉の流行の原点が女子高生たちの間だったということも考えると、「アオハライド」の影響は1つ目の「アオハル」に比べて、かなり大きいのではないかと考えられます。

また、「アオハライド」は、アニメ化、映画化もされており、知名度としてもこちらの方が高いのではないでしょうか。少女漫画は知らないけどタイトルくらいは聞いたことがあるという方も多いと思います。

カップヌードルCM「アオハルかよ。」

日清のカップヌードルのCM「HUNGRY DAYS」シリーズでは、CM中に「アオハルかよ。」がキーワードとして登場し、知名度はさらに高まりました。ちなみに、「~かよ」は、女子高生の間で流行った言葉で、「~すぎる!」というような意味があります。

この「HUNGRY DAYS」シリーズでは、「魔女の宅急便」「アルプスの少女ハイジ」「サザエさん」といった国民的人気アニメ作品をモチーフに、「キャラクターが現代の高校生だったら」という設定で甘酸っぱい恋愛模様を描き、話題となりました。

最終回篇ではそれまでとうってかわって、普通の高校生の男女が主人公となり、隕石によって迫り来る世界の危機をものともせず、全身で恋愛をする姿が描かれました。実はそれまでの「HUNGRY DAYS」シリーズ内には、すべて隕石の存在を示唆する部分があり、最終回篇までの重要な伏線となっていました。

この「HUNGRY DAYS」シリーズには、「青春は誰にも奪えない」という思いが込められているのだそうです。

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