「かっこいい」とは?意味や使い方を類語も含めてご紹介

「かっこいい」というと、お笑い芸人の「あっちゃん、かっこいいー!」というネタを思い出すかもしれません。「かっこいい」は外見だけでなく内面から出る素晴らしさを褒める語でもあり、類語も豊富です。「かっこいい」の意味や使い方を類語を交えながら紹介しています。

目次

  1. 「かっこいい」の意味
  2. 「かっこいい」の使い方
  3. 「かっこいい」の類語

「かっこいい」の意味

「かっこいい」は、物や人の姿かたちなどの見栄えが良いことその人の持つ良さや優れているところが内面からにじみ出る様子を表す形容詞です。

「格好良い/恰好良い」とは

「かっこいい」は俗用で、音が変化する前のもとの形は「格好良い/恰好良い」(かっこういい)です。この場合の「格好/恰好」は、人や物の姿や形、整った形や体裁のこと。「良い」は他の物よりも程度や性質などが勝っている、人から称賛されるような様子などをいいます。

「かっこいい」の使い方

「かっこいい」はフランクな話し言葉、書き言葉として使う、人や物を褒める表現です。人に使う場合、以前は男性に向けて使う例が多く見られましたが、現在では女性に使う頻度も高くなっています。

顔かたちを褒める

顔かたちの良さを褒めるときに用いる「かっこいい」は、整って引き締まった顔立ちの男性、いわゆる美男子を表すことが多いです。

女性に対して使うときは、表情が凛として美しい人、キリッとした端整な顔立ちの女性などを指します。顔立ちが整った人に使う「美人」に近く、柔和な愛らしい顔を表す「かわいい」とは異なる表現です。

【例文】

  • Aくんは俳優の〇〇に似て、すごくかっこいい。
  • Bさんはキリッとした表情の美人で、職場ではかっこいい女性と評判だ。

スタイルやファッションセンスを褒める

「かっこいい」を使って、背が高い、足が細い、体が引き締まっているといったようなスタイルの良さを褒めることも。また、衣服や雑貨小物などの取り合わせ方が上手で似合うといったファッションセンスの良さを認める場合もあります。

【例文】

  • Cくんは細くても筋肉質で、サーフィンをしている姿がすごくかっこいい。
  • Dさんはすらりとしたかっこいい体型だから、細身のパンツスーツがよく似合う。
  • EくんはTPOに合わせた服や小物のコーディネートが決まっていてかっこいい。
  • Fさんは帯と着物の色合わせがかっこいいので、着こなしのお手本にしている。

物のデザインや形が良い

人の外見だけでなく、物の外観、デザインや形などが良いと言う場合に「かっこいい」を使うこともありますね。

対象となるのは、例えば、流行りを取り入れた色柄、なかなか見られない洗練されたデザインの物、前衛的もしくは遊び心があるような様子の作品などさまざまです。

【例文】

  • ポチちゃんのかっこいい首輪は手作りですか?
  • このタンスは流行りのデザインでかっこいいが、うちの和室には合わないかもね…。
  • 近未来をイメージしたかっこいいオフィスは、就職活動をする大学生から評判だ。
  • 彼が撮影した古い建物、レトロな感じがかえって目新しくてかっこいいね。

その人の持つ内面の良さが出ている様子

目に付きやすい人の容貌やスタイルに目が行きがちですが、その人の生き様、人に対しての振る舞い方や気遣いの仕方など、ふとした瞬間に良さに気付くことがあるでしょう。そのような内面から自然とにじみ出る良さについて「かっこいい」と言うこともあります。

【例文】

  • 部長、かっこいいな。「部下の失敗は自分の責任です!」って、後輩のミスをかばっていた。
  • ドキュメンタリーで見たある陶芸作家からは、器にかけるプライドが感じられてかっこいいと思った。

「かっこいい」の類語

イケメン

イケメン」は顔立ちや容姿の良い男性を指す言葉です。「イケてるメンズ(意味:格好良いもしくは魅力的な男性)」「面(意味:顔立ち)がイケてる」のいずれかの略語と言われています。「かっこいい」の男性の外見を褒める意味とよく似ています。

【例文】

  • 彼は端正な顔立ちのイケメンだ。
  • イケメンもいいけど、彼氏にするなら内面も重視したい。

容姿端麗

容姿端麗」(ようしたんれい)は顔立ちが整っているだけでなく、体型も均整の取れている様子を表す四字熟語です。性別に関係なく使ってかまいません。

容姿」は顔や体つきのこと、「端麗」はすらりとしているような整っていて美しい様子を指します。

【例文】

  • あの俳優さんは、小さい頃から容姿端麗な美少年と評判だったそうだ。
  • 彼女は容姿端麗で、どこに行っても注目の的だ。

御洒落

御洒落」(おしゃれ)とは、服装やメイクなどを洗練されたものにしようと気を配ることそのような人のことです。その人の身なりなどのセンスを褒める時に使う「かっこいい」と似ていますね。

漢字で書くと堅い印象を受ける場合があるため、「おしゃれ」「オシャレ」などのかな表記をすることもしばしばです。

【例文】

  • 〇〇さん、今日のワンピと小物の合わせ方、すごく上手。御洒落だね。
  • オシャレな△△くんは、休日のファッションにも抜かりがない。

」(いき)とは、人の性格や態度や服装、物事の様子などが垢抜けている上に色気を感じさせることです。

「かっこいい」は見栄えが良いということであり、色気については言及していません。しかし、外見や内面について洗練されて野暮な所がないという点では「かっこいい」に通じていると言えるでしょう。

他に、「粋」には人情や世俗に通じていて特に男女の仲をよく分かっている、花柳界やそのことに詳しい人などを表す場合があります。

【例文】

  • 〇〇さんはいつも粋な格好をしている。
  • あの人は年長者だけあって、粋な計らいをするね。
  • 粋な店を紹介してくれてありがとう。

「クール」

クール」は、人や物の外見や内容が優れていることを指します。語源となった英語の「cool」にはさまざまな意味がありますが、「いかす・すごい・かっこいい」などと訳される場合があります。

海外の人がすごいと捉えている日本文化(伝統・工芸・アニメ・ファッションなど)を総じて「クールジャパン」と言っていますが、この「クール」と同じです。

【例文】

  • 彼女はフリルが付いたような可愛い系よりも、クールなファッションを好んでいる。
  • このインテリアショップのウェブサイトはクールだね。

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