「悶える」とは?意味や使い方をご紹介

あなたは今までに「悶える」という経験がありますか。悲しみに悶えたり、激しい痛みに悶え苦しんだり、「悶える」場面はいろいろありますが、「悶える」は、意味を説明するのが難しい言葉です。この記事では「悶える」の意味や使い方を類語と一緒にご紹介します。

目次

  1. 「悶える」の意味とは
  2. 「悶える」の使い方
  3. 「悶える」の類語
  4. 「悶え死に」とは

「悶える」の意味とは

「悶える(もだえる)」の「」は、音読み「モン」、訓読み「もだ-える」と読み、もだえ苦しむ思い悩むという意味があります。この漢字は、「門」の中に「心」があり、心が門で閉ざされて外に向かって発散することができずに不満などがたまって苦しむことを意味しています。

「悶」のこのような成り立ちや意味から、「悶える」とは、心の中で苦しんだり悩んだりすることという心情を表し、そこから派生して、苦しみや痛みのあまり、もがき苦しむことという肉体的な様子も表す言葉です。

「悶える」の使い方

「苦しんだり悩んだりすること」

悩み事や心配事があると、心の中であれこれ考えを巡らせて気持ちが落ち着かないことがあります。具体的な解決策や名案がある場合はいいのですが、そのようなものがないときは、心の中でやり場のない苦しみがどんどん大きくなっていきます。

そのように大きく膨らんだ悩みなどに苦しむ様子や、悩ましい心持などを「悶える」という言葉を使って、その心中を表すことができます。

【例文】

  • 遠く異国に単身赴任している彼を思って、会えない悲しさに苦しみ悶えている。
  • あの頃は、リストラの危機に晒され、家のローンや子供の学費など将来の不安に焦り悶えるばかりだった。
  • 彼女は、恋の激情に悶える女を演じたら右に出るものがいないと言われた往年の大女優だ。

「もがき苦しむこと」

怪我や病気などの苦痛に対してもがき苦しむ様子を「悶える」で表します。また、精神的な苦しみなどにも使うことができますが、この場合は、苦痛や悲しみの程度、それを感じる人の感受性やメンタルの強弱によって心の中で悶える人と身体の動きを伴って悶える人があります。

【例文】

  • 突然の腹痛に身体を折り曲げて悶える彼を介抱しながら救急車の到着を待っていた。
  • 火災のけが人が大勢運び込まれた病院のロビーに入ると、やけどの痛みに悶える人々の苦痛の声があちらこちらから聞こえてきた。
  • 20年前に交通事故で一瞬にして家族を奪われた彼女は、いまだに悶え苦しみ続けている。

「悶える」の類語

「煩悶」

煩悶(はんもん)」は、いろいろなことにもだえ苦しみ、悩むことです。悩む、苦しむという意味の「煩」と組み合わされてこのような意味を表します。心の中の状態を表しますが、「悶える」と同じように動作に出ることもあります。

【例文】

  • 今度の失態をどうしたら挽回できるのか、頭を抱えて廊下を行き来しながら煩悶を続けていた。
  • 愛を選ぶか、出世を選ぶか、この難題に対する長い煩悶の末、ようやく答えを出した。

「苦悶」

「苦悶(くもん)」は、文字通り、苦しみ悶えることです。「悶える」と同じように、からだの苦痛にも心の苦痛や悩みにも使うことができます。

【例文】

  • 締め切りを前に仕事が捗らず、苦悶表情を見せていた彼のことが気がかりだった。
  • 薬が効かず、激しい痛みに苦悶する夫を見ていられなかった。

「憂悶」

「憂悶(ゆうもん)」は、抱えている問題に思い悩み、苦しむことです。「憂」には、うれえる、思い悩む、心配するという意味があり、「悶」と組み合わされて、心の苦しみや悩みを強調しています。

【例文】

  • 世界的な感染症の影響で健康や経済問題について、多くの人が憂悶している。
  • 余命宣告を受けた父は、憂悶しながらも残される家族のために必要なことをすべてやり遂げた。

「悶え死に」とは

「悶え死に(もだえじに)」という言葉があります。これは、もだえ苦しみながら死んでいくこと(悶死:もんし)ですが、この言葉がインターネットの世界で時々使われています。

漫画のキャラクター、赤ん坊や幼児、俳優などの動画や写真などを見て、その可愛さを表現するときに「可愛すぎて悶え死ぬ」といったコメントが見られます。実際に死ぬわけではないのですが、その気持ちを大げさに表現した使い方をされています。

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