「閑話休題」とは?意味や使い方を例文も含めてご紹介

「閑話休題」<かんわきゅうだい>という言葉をご存じでしょうか。ある新聞のコラムのタイトルとしても使われいますが、本来は、逸れた話しを元に戻すときに使う接続詞のような働きをします。今回は、「閑話休題」の意味や使い方について、例文も含めて解説します。

目次

  1. 「閑話休題」とは
  2. 「閑話休題」の使い方・例文
  3. 「閑話休題」の出典
  4. 「閑話休題」の類語
  5. 「閑話休題」についての誤解

「閑話休題」とは

以前、目の前の物を横に避けるようなジェスチャーを交えた「(それは)置いといて」というフレーズが流行ったことがありました。話をしている最中に、関係のない話題で盛り上がって本題から逸れてきたときに、話題を元に戻すときに言う言葉です。

「閑話休題」<かんわきゅうだい>も同じように接続詞的な使い方をする言葉で、「それはさておき」という意味です。おもに書き言葉として用いられますが、話し言葉として使うこともあります。

「閑話」とは

「閑」という字はいくつもの意味がありますが、ここでは「暇である。特に用事のない時間」を指します。「閑話」とは、暇なときにする無駄話のことです。なお、「閑話」は「間話」と表記することもあります。

「休題」とは

「題」にも複数の字義がありますが、ここでは「問われたり、解決を求められたりする事柄」という意味です。問題、話題、宿題などの熟語で用いられます。よって、「休題」とは、それまでの話題を一旦やめることです。

「閑話休題」の使い方・例文

例えば、友達2人で、共通の友人Aさんの誕生日プレゼントの相談をするとします。しかし、久しぶりの再開と言うこともあり、近況報告や昔話に花が咲いてなかなかプレゼントの話になりません。そんなとき、どちらかが話を遮って「閑話休題」と言い、話題を本筋に戻すのです。

「閑話休題」の例文

  • 私が彼と再開したのは20年ぶりのことだった。閑話休題、豪腕社長として知られる彼は、着々と事業を拡大している。
  • 「あちこちに話しが飛んでしまいましたが、閑話休題、そろそろ方針を固めましょう。」

「閑話休題」の出典

「閑話休題」は『水滸伝 一〇』の「且つ(かつ)間話(かんわ)を把り(とり)て休題す 只だ(ただ)正語(せいご)を説く(とく)のみ」という一節に由来します。「無駄な話をやめて本題について語ろう」という意味です。

「閑話休題」の類語

「ともあれ」

副詞「ともあれ」は「いずれにせよ」という意味です。また、ある物事に対して「○○はともあれ」と言う場合、「○○は問題としない」「○○には関わらない」「○○はさておき」といったことを表します。この「ともあれ」は、「ともあれかくもあれ」が短く変化した言葉です。

【例文】

  • ともあれ、このイベントを開催することには変わりはない。
  • 彼の経歴はともあれ、仕事ぶりは誠実で信用に値する。

「ともかく」

「ともかく(兎も角)」とは、「とにかく」という意味の副詞です。また、「○○はともかく」という言い回しは、「○○は別として」「○○はさておき」ということを表します。

【例文】

  • ともかく、今は、部内総出でこの作業を片づける必要がある。
  • 犬種などはともかく、「犬を飼おう」ということは家族会議で決まった。

「徒事はさておき」

「徒事」<あだしごと>にはいくつかの意味がありますが、ここでは「くだらないこと・無意味なこと」という意味です。「徒事はさておき」は、無駄なことは一旦置いておくということを指しますから、「閑話休題」と同義です。しかし、現代ではほとんど使われません。

「閑話休題」についての誤解

ここまで説明してきたように、「閑話休題」は、話しを本来の話題に戻すときに使います。しかし、本題と関係のない雑談をするときの前置きとして用いるものと誤解している人もいるようです。

それには雑談コラムのタイトルとしてこの言葉が用いられていることも関係しているかもしれません。しかし、本題とは違う話題に移るときに相応しい前置きは、「余談ですが…」「ところで…」などです。使い間違えないように注意しましょう。

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