「そのため」とは?意味や使い方を類語も含めてご紹介

みなさん、文法は得意ですか。学校で習う国文法や英文法などが苦手だったという人も多いのではないでしょうか。接続詞「そのため」には、同じような意味、用法の言葉がたくさんあります。この記事では「そのため」について、意味や使い方を類語とともにご紹介します。

目次

  1. 「そのため」とは
  2. 「そのため」の使い方
  3. 日本語の品詞について
  4. 「そのため」と同じ順接の接続詞(類語)
  5. その他の接続詞

「そのため」とは

「そのため」とは、原因や理由を説明するために前の文の内容を受けて~だから~そういうわけなのでそれゆえにといった意味を表す順接の接続詞です。

「そのため」の使い方

会話や文章には、物事の原因や理由を説明するものがたくさんあります。そのようなときに使われるのが、この順接の接続詞「そのため」です。

【例文】

  • 大雨で河川が氾濫し、そのため、多くの家が浸水の被害にあった。
  • 新型感染症が蔓延して外出自粛が求められている。そのため、私の会社ではテレワークをするようになった。

日本語の品詞について

日本語の文法では、学説によって違いはありますが、一般的に単語は11の品詞に分類されています。その11の品詞とは、「名詞・代名詞・動詞・形容詞・形容動詞・連体詞・副詞・接続詞・感動詞・助動詞・助詞」です。

「そのため」は、上記の8番目の接続詞に当たります。では、接続詞はどのような機能があるのでしょうか。

「接続詞」とは

「接続詞」とは、自立語(その単語だけで文節をつくることができるもの)で活用がありません。そして、前の文節や語句を受けて、後ろの文節や語句との関係を示す言葉のことです。

接続詞は、その前後の関係性がどのようになっているかによって、たくさんの種類に分類されます。以下に紹介するのは、そのうちの代表的なものです。

【接続詞の種類】

  • 順接前の内容が原因や理由になって、後の内容がその結果や結論になることを示すものそのため、だから、したがって)
  • 逆接:前の内容から予想される結果とは逆の結果になることを示すもの(しかし、けれども、ところが)
  • 並列:前の内容と後の内容を並べるもの(また、かつ、および、ならびに)
  • 対比:前の内容と後の内容を比較するもの(一方、他方、反対に)
  • 選択:前の内容と後ろの内容のどちらかを選択するもの(または、あるいは、もしくは)
  • 補足:前の内容を補足するもの(なお、ただし、実は)

「そのため」と同じ順接の接続詞(類語)

「だから」

「だから」は、前の文の内容を受けて、その内容を根拠にしたことを述べる場合に使われます。

  • 約束に遅れそうなんです。だから、急いでください。
  • これはもぎたてのトマトです。だから、新鮮でとてもおいしいです。

「したがって」

「したがって」は、前の文の内容を当然の結果として受け、後の文に続ける接続詞です。文語的な表現で、論文のような文書、数学の公式などの説明にしばしば使われます。

  • この三角形は三辺の長さが等しい。したがって、この三角形は正三角形である。
  • 彼は不正を働いた。したがって、法律によって裁かれるべきである。

「ゆえに」

「ゆえに」も「したがって」と同じように使われます。

  • 我れ思う、ゆえに、我あり(デカルト『方法序説』)
  • 彼は将棋のプロゆえに、素人に負けるわけにはいかない。

その他の接続詞

ここでは、上に例示した接続詞のうち、逆接、並列及び対比の接続詞の使い方と例文をご紹介します。

逆接の接続詞

【しかし】
前の内容と対立することを後に続ける場合や、話題を転じる場合などに使われます。

  • 私は動物好きです。しかし、犬は嫌いです。
  • 昨夜の夜景はきれいだったね。しかし、きみは誰と帰ったの。

【ところが】
前の内容と反対の事実に対して、意外な気持ちや驚きを表現するときに使われます。
  • 彼らはおしどり夫婦と評判だ。ところが、実は家庭内離婚状態らしい。
  • 今日のテストは楽勝だと思っていた。ところが、完全にヤマが外れて惨敗だった。

並列の接続詞

かつ
二つの動作や状態が同時に成り立っていることを表現するときに使います。

  • 北海道は大自然が素晴らしい、かつ、パウダースノーも最高だ。
  • 当店での接客は、丁寧かつ迅速を旨としています。

【および】
主に、名詞同士をつないで、それをまとめて説明したりするときに使います。
  • この作品は、大阪および名古屋で展示する予定です。
  • 空港の国際線の出国ゲートでは、パスポートおよび航空券を提示しなければならない。

対比の接続詞

【一方】
前の内容と関連のある内容を対比するときに使います。

  • 京都の夏は「蒸す」と言われるほど暑い一方、冬は「底冷え」と言われる寒さだ。
  • 夕べ、彼は彼女と一緒に過ごしたと言っている。一方、彼女は同僚とカラオケに行っていたと話している。

【反対に】
前の内容と反する内容を並べて対比させ、相反することを強調するときに使います。
  • 彼女はとても背が高い。反対に彼はとても背が低い。こういうのを「のみの夫婦」と言うんだろう。
  • 兄はインドア派でいつもパソコンを相手にしている。反対に弟はアウトドア派でいつも友達と山や川へ遊びに行っている。

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