「死語」とは?意味や使い方をご紹介

「死語」と聞いて思いつくものはなんでしょうか?みなさんにも、昔は流行っていたけれど、最近はめっきり使わなくなったなと感じる言葉があるかと思います。ここでは、「死語」の意味や使い方、どんな言葉があるかを含めてご紹介します。

目次

  1. 「死語」とは
  2. 「死語」となった言語
  3. 「死語」の使い方
  4. 消えていった言葉たち
  5. 「死語」の特徴
  6. 現在でも通用しそうな「死語」はある

「死語」とは

「死語」とは、以前は使われていたが、現在は使われていない言葉のことです。流行になる言葉とは、ドラマのセリフだったり、ファッション用語だったり、芸人のネタだったりと、いろいろあります。「死語」を聞けば、「あ、そんな言葉があったなあ」と当時を思い出すことができます。

「死語」となった言語

「死語」は、かつては使用されていたが、現在では絶滅または絶滅の危機に瀕している言語でもあります。「話せる人がいない言語」「書ける人がいない言語」「完全に途絶えてしまった言語」の3種類に分類することができます。

たとえば、「ラテン語」「古典アラビア語」「古典ギリシャ語」などは、文章としては使われていますが、話せる人はほとんどいません。「ゴート語」「プロシア語」「トカラ語」などは、過去に使用されていた形跡はあるのですが、現在では絶滅してしまっています。

日本の方言にも、いまや古老しか使っていないものもあり、近い将来の「死語」化が懸念されています。

「死語」の使い方

人は等しく年を取り、足腰が弱くなったり、体力がなくなったりと変化が生じます。しかし、中身が若々しい人は、昔流行った言葉を使うことがあります。そんなときには、周囲から「それ、死語だよ」と指摘されてしまうかもしれません。「死語を使うのは古臭い」「死語もいいけど、死後の心配もしましょう」などと追い打ちをかけれてしまったら、ガックリと肩を落としてしまいそうです。

消えていった言葉たち

では、現在使われなくなった言葉には、どんなものがあるのでしょうか。ここでは、いくつかご紹介します。

チョベリバ

「チョベリバ」とは、「チョーベリーバッド」の略で、「超very bad」と英語にすると、わかりやすかもしれません。とても悪いという意味です。1990年代後半、女子中高生を中心に流行した言葉です。テレビドラマ「ロングバケーション」でも使用され、流行語大賞にも入賞するなど、知らない人はいないというほどの人気ぶりでした。派生語の、「チョベリグ(とてもよい)」がありますが、ともに死語となっています。

オマエモナー

「オマエモナー」はインターネット掲示板、2ちゃんねるで使われていたネットスラングです。2000年頃、2ちゃんねるでは「オマエモナー」という、猫のようなキャラクターのAAが流行りました。「オマエモナー」は正式名称で、通称は「モナー」と呼ばれます。AAのみならず、スレッドで誰かを煽るときに「おまえもな」に代えて「オマエモナー」と書き込むことも習慣のようになっていました。

ネットスラングは、流行の回転がとても速く、わずか数年前までは使われていた言葉が、いつの間にか死語になっているということもあります。また、「2ちゃん用語」や「猛虎弁」など、新しい言葉が日々生み出されているのも特徴です。

でもそんなの関係ねぇ

「でもそんなの関係ねぇ」とは、お笑い芸人の小島よしおさんの、代表的なネタで使われるセリフです。裸で何度も拳を振り下ろす姿はインパクトがあり、一時はテレビに引っ張りだこでした。「でもそんなの関係ねぇ」といえば小島よしおさんを連想し、小島よしおさんといえば「でもそんなの関係ねぇ」のネタを連想したほどです。

しかし、最近ではピーク時よりも露出が減り、ネタを見る機会も少なくなりました。お笑いの世界は入れ替わりが激しく、毎年のように新人さんがテレビに登場します。視聴者に飽きられないよう、新ネタも考えなければなりません。とても厳しい業界であることが想像できます。

「死語」の特徴

「死語」には、当時を振り返ることができるという特徴があります。たとえば、「チョベリバ」と聞けば、ガングロギャル、ルーズソックス、女子中高生、90年代などと、いろんな情報が連想され、当時の経済状況や、社会情勢、国民の生活様式などにも思い馳せることができます。そして、「あの頃が懐かしいなぁ」「いい時代だったなぁ」と懐かしんだり、感傷に浸ることもあるかもしれません。

現在でも通用しそうな「死語」はある

思い出や懐かしい気持ちを呼び起こせることも魅力的ですが、「死語」にはユニークなものが多く、使いどころさえ押さえれば、いまでも通じそうなものがあります。たとえば、「すっとこどっこい」は相手をののしる言葉ですが、「アホ」「バカ」「マヌケ」と罵倒するよりも、ソフトな印象を与えます。

この他にも、使ってみると便利な「死語」や、抽象的なモノを適切に表現できる「死語」があるかもしれません。ネット上には「死語」をまとめたサイトもあるので、興味のある人は調べてみてはいかがでしょうか。

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