「お加減」とは?意味や使い方をご紹介

怪我や病気をしている人に対して「お加減はいかが?」という言い回しを使ったり、自分が具合が悪い時に気遣われたりということはありませんか?「お加減」は、体の調子を丁寧に言う場合に使う言葉です。具体的な意味や使い方について、例文を交えて紹介していきます。

目次

  1. 「お加減」の意味とは?
  2. 「お加減」の使い方
  3. 「お加減」の類語

「お加減」の意味とは?

「お加減」(おかげん)は、お体の具合という意味で使い「御加減」とも表記します。なお、名詞の「加減」はこの場合、体の具合や健康状態という意味です。

「お」は丁寧や尊敬の意を表す接頭辞です。敬語の一種で、上品に表現する働きのある「美化語」(びかご)とも呼ばれます。「お加減」とした時は相手の「体調」に敬意を表していると言えますね。

「お加減」の使い方

「お加減」は職場でもプライベートの関係でも、会話や文書などでも使えます。主に目上の方で病気や怪我で具合の悪い方その家族など親しい関係の方に対して、体調を尋ねたり、気遣ったりする際に用いる言葉です。

「お加減」を使った例文

【メッセージをやり取りする】

  • (相手へ)A様、事故に遭われたとのことですが、お加減はいかがですか。
  • (返信)A様、お加減が悪い中、お返事をいただき恐縮しております。

【家族に声をかける】
  • (体調を尋ねる)奥様、お忙しいところを失礼いたします。課長のお加減はいかがでしょうか
  • (見舞い後の挨拶)お加減の悪いところを失礼いたしました。快方に向かっているそうで安心しました。

【相手を気遣う】
  • (励ます)お加減はいかが?無理をせずにゆっくりとお体を休めてくださいね。
  • (同行者に)お連れ様のお加減が優れないようですが、救急車を呼びましょうか。

「お加減」の類語

「ご体調(御体調)」

「ご体調(御体調)」(ごたいちょう)は、「体調」に尊敬や丁寧の接頭辞の「ご」を付けた言葉で、お体の調子という意味です。「お加減」と似ている意味の語ですが、「ご体調」のほうが少し砕けた表現です。

【例文】

  • 暑い中、ご体調が優れないようですね。少しこちらでお休みください。
  • 先日、娘さんから階段でお怪我されたと伺いました。御体調はいかが?
  • ご体調の悪いところをご連絡いただき、誠に申し訳ございません。


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