「どいな」とは?意味や使い方をご紹介

「どいな」という言葉をご存じでしょうか?多くの人は、「しんどいなぁ」「ど田舎」といった言葉の一部かと思うかもしれません。しかし、「どいな」をひとつの単語として使っている地域もあるのです。今回は「どいな」の意味や使い方について解説します。

目次

  1. 「どいな」とは
  2. 「どいな」の使い方
  3. 仙台弁とは
  4. 讃岐弁とは

「どいな」とは

どいな」は、仙台弁「どんな」という意味です。また、讃岐弁でも同じ意味で「どいな/どな」が使われています。

「どんな」とは

「どんな」とは、あるものの状態や内容、性質などに関わる形容動詞で、「どのような」という意味です。細かく分けるならば、①はっきりしないものを思い浮かべる様子、②物事にこだわらない様子、を表します。

①は「どんなに苦しかっただろう」「どんな部屋に住みたいか?」、②は「どんな人にも長所はある」「どんな困難にも挫けない」のように使いますね。

「どいな」の使い方

【仙台弁】

  • 「どいなおなごが好み?」→「どんな女性が好み?」
  • 「どいな辛え物でも平気だ。」→「どんなに辛い物でも平気だ。」

【讃岐弁】
  • 「どいな[どな]しよん?」→「どのようにしてるの?」
  • 「どいな苦しくても負かんのぉ。」→「どんなに苦しくても負けない。」

仙台弁とは

仙台弁といっても現在の宮城県仙台市で使われている方言というわけではありません。定義には諸説ありますが、仙台弁は旧仙台藩の方言とするのが一般的なようです。

時代により旧仙台藩の所領の範囲は異なりますが、おおよそ、現在の岩手県南部と宮城県全般と捉えておけば良いでしょう。

仙台弁の一例

  • あべ/あんべ:おいで。行こう。
  • いずい/いづい:不快感がある。(服などがチクチクする。居心地が悪い。など)
  • うるかす:水に浸す。
  • おどけでない:ふざけない。とてもすごい。
  • こわい:疲れる。
  • なまだら:怠けてダラダラする。

讃岐弁とは

讃岐弁は現在の香川県(旧讃岐国)で使われています。県の東部と西部とでも違いがありますが、現在では東西の言葉の差異は小さくなっているそうです。

讃岐弁の一例

  • いぬ(往ぬ/去ぬ):帰る。
  • がいな:すごい。強い。きつい。
  • さいさい(再々):度々。しょっちゅう。
  • つぶれる:壊れる。故障する。
  • まんで:すべて。全部。
  • よっけ/ようけ:たくさん。

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