「気圧される」とは?意味や使い方をご紹介

「気圧される」(けおされる)という言葉をご存知でしょうか。天気予報で耳にする「気圧」(きあつ)とは直接には関係ありませんが、「目に見えない圧力」という点では少し似ているかもしれませんね。ここでは、「気圧される」という言葉の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「気圧される」の意味
  2. 「気圧される」の使い方
  3. 「気圧される」の類語
  4. 「気圧される」を英語で言うと?

「気圧される」の意味

「気圧される」(けおされる)とは、「全体の感じや、相手の勢いに圧倒される」という意味の言葉です。

「気配」「気分」「気が散る」のように、「気」には「心の動き」や「はっきり実体をつかめないが、その場を包み、漂うもの」の意味があります。

「気圧される」の場合は、相手の何とも言えない雰囲気などに、「(肉体的にではなく)気分的に圧力を感じる」と解釈すればよいでしょう。(あるいは、相手の雰囲気・様子なども「気」であると解釈できます)

「気圧される」の使い方

「気圧される」という言葉を使うにあたっては、「気」が「実体のないもの、かつ、不可視のもの」であることだけしっかり押さえておきましょう。肉体に物理的な圧力を受けることは、「気圧される」とは言いません。

例えば、岩のような大男が目の前に立ち塞がった時や、年長者から大声で叱責された時、あなたはその「迫力」や「威圧感」に、身体が押さえつけられるような感じを受けるかもしれません。それが「気圧される」状態です。

人間相手ではなくても、例えば何万人という観衆が見守る舞台にひとりで立つ時など、その状況に慣れていなければ、会場の雰囲気に「気圧され」てしまうこともあるでしょう。

例文

  • 黙ってこちらをじっと見つめてくる彼女に気圧されて、彼は謝罪の言葉すら口にすることができなかった。
  • 毛を逆立てて怒り狂い、激しく威嚇する猫の姿には、大人の男といえども気圧されるものがある。
  • 格闘技では、技術以前に、相手に気圧されては負けだ。「必ず勝つ」という気概でリングに上がれ。

「気圧される」の類語

圧倒される

「圧倒」(あっとう)とは、「相手を押し倒すこと」「段違いの力で他をおさえつけること」という意味です。

物理的な力についても使いますが、雰囲気や勢いなど実体がないものにも使えますので、「(雰囲気に)圧倒される」とすれば、「気圧される」と同じように使えるでしょう。

【例文】

  • 初めてエアーズロックを見て、その異様さに圧倒された。
  • 努力では負けていないつもりだったが、その少女のヴァイオリンの才能には圧倒された。

プレッシャーを感じる

「プレッシャー」とは、英単語「pressure」に由来し、「圧力」「重圧感」の意味です。特にカタカナ語では「物理的な力」と言うより「精神や気分に作用する力」のイメージが強く、「気圧される」のイメージに近いでしょう。

英語の「pressure」も、動詞で「強要する」という意味を持っており、日本語とかなり近い意味といえます。

ただし、「プレッシャー」は「そうするように促す」という前向きな意味もあり、「気圧される」とは少々使い方が異なる部分もあります。

【例文】

  • 「今度ミスしたら、ただじゃおかないからな」と言う同僚に、彼はプレッシャーを感じた。
  • 対戦相手が放つプレッシャーに、新人選手は及び腰だった。

「気圧される」を英語で言うと?

「気圧される」を英語で言いたい場合は、類語としてもご紹介した「pressure」(押すこと、圧力)がもっとも直感的でわかりやすいでしょう。

ただし、「気圧される」は受け身ですから、英語の場合も「~ is pressurerd by ~」という受身形を覚えておきましょう。

他に、「feel overawed」(威圧されたのを感じる≒気圧される)などでも可です。

例文

  • He was so pressured by his boss's words that he could only stand there in silence.(彼は上司の言葉に気圧されて、ただ黙って立っていることしかできなかった)
  • She felt overawed by the atmosphere of the venue.(彼女は会場の雰囲気に気圧されていた)


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