「面映い(面映ゆい)」とは?意味や使い方を例文を含めてご紹介

みなさんは、「面映い」という感情を持った経験があるでしょうか?日常会話の中で耳にする機会も少ない言葉なので、読み方もわからない、という人も多いかも知れませんね。今回は、「面映い」という言葉の意味や使い方を、例文を含めて紹介します。

目次

  1. 「面映い」とは?
  2. 「面映い」の使い方
  3. 「面映い」の類語

「面映い」とは?

「面映い」は、「おもはゆ-い」と読みます。古語では「おもはゆし」と表記された形容詞で、「(ほめられすぎるなどして)きまりが悪い、てれくさい」という意味を持つ言葉です。なお、「面映ゆい」という表記が掲載されている辞書もあります。

「面映い」の成り立ち

「面映い(おもはゆい)」は、古語の形容詞「面映し(おもはゆし)」が変化した言葉です。「面(おも)」と「映し(はゆし)」に分けて成り立ちを確認しておきましょう。

「面(おも)」は、以下の3つの意味を持つ名詞です。「面映し」では、1の「顔」という意味を表す言葉として用いられています。

  1. 顔。顔つき。容貌
  2. 表面。(川のー)
  3. おもかげ

「映し(はゆし)」は、「照り輝くようである。まばゆい」という意味の形容詞です。これら2つの言葉が合わさって、「面映い」は「顔を合わせるとまばゆく感じられる」という意味から転じて、「きまりが悪い、てれくさい」という意味を持つようになりました。

「面映い」の使い方

「面映い」の意味が「きまりが悪い」と言っても、相手に何か悪いことをしたせいで気まずいというわけではなく、想定以上に好意的に評価されて落ち着かない、という感じです。

【例文】

  • 「馬子にも衣裳」くらいにしか言われないだろうと思っていたのに、成人式用の振り袖姿を絶賛されて、面映かった。
  • 期末試験の日、道で苦しそうにしていたお婆さんを介抱して救急車で病院まで付き合った。落第を覚悟していたのだが、全校集会で校長に褒められ、面映い思いをすることになった。

「面映い」の類語

「恥ずかしい」

「恥ずかしい」は、「面映い」よりも頻繁に耳にする言葉です。大きく以下の3つの意味を持ちます。

  1. 自分の欠点・過失などを自覚して体裁悪く感じるさま。面目ない。
  2. 人目につきたくない思いである。気づまりである。てれくさい。
  3. 相手が優れていて気おくれするさま。立派である。

「面映い」の類語として使われるのは、2の意味においてです。ポジティブな意味でも注目を集めたくない、「恥ずかしい」と感じるのは、日本人独特のメンタリティかも知れませんね。

【例文】
手持ち無沙汰だったので、ちょっと掃除をしていただけなのに、そこまで褒められると恥ずかしいよ。

「照れ臭い」

「照れ臭い(てれくさい)」とは、きまりが悪い、気恥ずかしいという意味の形容詞です。「恥ずかしい」よりも意味が限定的で、より「面映い」に近い言葉と言えます。

【例文】

  • 「奥さんのどこが好き?」などと質問されても、真面目に答えるのは少し照れ臭いよ。
  • 人前で話をするのは、照れ臭くてどうも苦手だ。


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