「バズる」とは?意味や使い方を語源を含めてご紹介

最近「バズる」という言葉を目や耳にしませんか?特にTwitterなどのソーシャルメディアでは多用されています。周囲が使っているけれど何の意味なのか分からないという意見も聞かれます。ここでは「バズる」の意味や使い方を、語源も含めてご紹介していきます。

目次

  1. 「バズる」の意味
  2. 「バズる」の語源
  3. 「バズる」の使い方
  4. 「バズる」の関連語
  5. 「バズる」の派生語

「バズる」の意味

一般的には、インターネット(WEB)上で、一つのテーマについて、多人数が意見を交わし合っている状態を指します。特に、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアにおける投稿内容が、短期間に、かつ急激に話題として広がり(拡散し)、活発な意見交換がされている(盛り上がっている)状態を指します。

例えば、よく頻繁に使われるのは、Twitter上で、一つのテーマについて、短期間に多くのツイートやリツイートと呼ばれる形式の投稿がされている状態は、「バズる」に該当する状態と言えるでしょう。

「バズる」の語源

まず、「バズ」とは、英語の「buzz」が語源とされています。「buzz」とは、「ハチなどがブンブンと音を立てて周りを飛んでいる様子」を動詞で表現したものです。他にも、「噂話などで騒ぎ立てる」や「荒ぶる」の意味もあります。その「buzz」を日本語的に置き換えて動詞的に表現したのが「バズる」です。

この「バズる」は「バスマーケティング」というビジネス用語から派生したものと言われています。「バズマーケティング」とは、古典的なビジネス手法としての、口コミによる販売促進戦略の意味とされています。それが、インターネットのソーシャルメディア上という舞台に移り、急激で短期的で、派生的な活発な意見交換を「バズる」と表現するようになったということです。

「バズる」の使い方

あらゆる事象が「バズる」テーマとなり、そのテーマの投稿についての意見や感想についても、それらが肯定的なものであれ、否定的なものであれ、「バズる」と表現される対象となります。

ただ、否定的なテーマに関する発言の投稿や否定的ととられる意見の交換は「炎上」という表現で、別物として扱われることが多いでしょう。

例文

①Twitterに投稿するバズるネタがない。
②YouTubeの動画がバズった
③Instagramの写真をバズらせたい

「バズる」の関連語

前述の「バズマーケティング」の他、英語の「buzzer」もその範疇に入ると言えるでしょう。

「ブザー」(=「buzzer」)は「ブザー、サイレン」を意味し、外来語として定着しています。その「buzzer」が「大きな音で騒ぎ立てる」という意味としての「buzz」に派生し、それが「バズる」へ…と、連想しやすく、覚えやすい関連語と言えるでしょう。

他にも、英語の「buzzword」があります。これは、「宣伝文句」や「キャッチフレーズ」・「専門家同士などの仲間内で好んで使用される言葉」という意味です。中でも「宣伝」や「キャッチフレーズ」という言葉は、「伝える」「広げる」という意味合いで使われますから、これも「バズる」という単語を連想しやすい関連語と言えるでしょう。

また、「バズる」が「短期間に急激的に拡散していく」という意味に対して、「(ウイルス感染のように)少しずつ時間をかけて拡散していく」という意味で使われるのが「バイラル」(viral)という単語です。比較されやすいので、併せて覚えておくとよいでしょう。

「バズる」の派生語

最近は「バズる」から派生して、さらに新たな言葉も登場してきました。例えば、「バズる美女」です。これは、雑誌の表紙を飾る女優やトップモデルだけでなく、「インスタグラマー」や「ユーチューバー」などのSNSで人気の「美しい女性たち」を総称して表現されるものとして、登場してきた新しい派生語と言えるでしょう。

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