「プ女子百景」とは?意味や概要をご紹介

山や海など、全国各地の眺めの良い観光地などを厳選して「○○百景」と言うことがありますね。しかし、「プ女子百景」(ぷじょしひゃっけい)は、実は、ある書籍名、あるブログのタイトルです。今回は「プ女子百景」の意味や概要について解説します。

目次

  1. 「プ女子百景」とは
  2. 「プ女子」とは
  3. 「○○百景」とは

「プ女子百景」とは

『プ女子百景』の意味・概要

『プ女子百景』(ぷじょしひゃっけい)とは、小学館集英社プロダクションから2014年に発行された、広く。によるイラスト集で、プ女子がプロレス技を掛け合う姿が描かれています。

本作は、メジャーな技からマニアックな技まで260種の技が網羅されている、初心者でもマニアでも楽しめる作品です。

「広く。」とは

広く。は、プロフィールに拠れば「謎のプ女子」です。『プ女子百景《プロレス女子図鑑》』という自身のブログで、プロレス技を中心とした記事をイラスト入りで連載しており、2020年6月現在も更新されています。イラスト集『プ女子百景』は、このブログをまとめた内容です。

「プ女子」とは

「プ女子」とは「プロレス好きの女性」のことです。一説によると、2014年頃から使われ始めた言葉で、「プ女子」の増加によりプロレス人気が盛り返し、各団体も女性ファン向けにイベントを開催したり、グッズを販売するなど注力しています。

「プ女子」が増えた理由としては、リングと客席が近いので迫力がある、イケメンレスラーが多いなどが挙げられます。

「プロレス」とは

「プロレス」とは「プロレスリング(professional wresling)」を略した言葉です。レスリングの一種ですが、興行なのでショーとしての要素が強い格闘技です。

日本では1953年に元関脇の力道山(りきどうざん)によって設立された日本プロレス協会が活動を開始しました。

第二次世界大戦終戦後、テレビ放送開始と共にプロレスは国民的な人気を博しました。その後も、ジャイアント馬場やアントニオ猪木といった人気レスラーの活躍に人々が熱狂したのです。

プロレス団体の乱立や、テレビ中継の時間帯移動、K-1などのほかの格闘技の人気に圧されるなどの原因で人気が下降しました。近年は、SNSの活用や専門チャンネルでの試合配信などにより、再び人気を取り戻しつつあります。

「○○百景」とは

厳選した山や海など景色の良い場所を「百景」と言うことがありますね。文字通りに捉えるならば「百箇所の景勝地」という意味ですが、「百」は数の100のほかに、数が多いという意味もあります。

イラスト集『プ女子百景』にも100点以上のイラストが収録されているので、この場合の「百」も数や種類が多いことを表していると言えるでしょう。

「日本百景」

「日本百景」とは、大阪毎日新聞社と東京日日新聞社の主催で1927年に選出された、日本を代表する100箇所の景勝地のことです。

ピックアップされているのは日本各地の景色の優れた場所ですが、これらの場所は景色を楽しむだけでなく、観光地としてもさまざまな魅力に溢れています。

『富嶽百景』/葛飾北斎

『富嶽百景』(ふがくひゃっけい)は、三編から成る、江戸時代後期に活躍した浮世絵師、葛飾北斎(かつしかほくさい)による浮世絵集です。

富士山そのものだけでなく、富士山の女神とされる木花開耶姫命(このはなさくやびめ)や噴火によって出現した宝永山(富士山の側山)など、富士山にまつわるさまざまな景色が描かれています。

北斎と言えば、日本各地から富士山を描いた『富嶽三十六景』が有名ですね。こちらは『富嶽百景』よりも前に発表された作品集です。

『赤富士』の別名で親しまれている『凱風快晴』(がいふうかいせい)や職人が作る大樽越しに富士山を描いた『尾州不二見原』(びしゅうふじみがはら)などは、教科書などで見たことがある人も多いでしょう。

『富嶽百景』/太宰治

『富嶽百景』は太宰治が1938年に書き上げた随筆です。太宰は、この作品で、『火の鳥』を書き上げるために滞在した「天下茶屋」での出来事をしたためました。

「私」(=太宰治)が身を寄せた、師匠である井伏鱒二が逗留先の「天下茶屋」は富士山がよく見えるところです。

「私」は富士山にあまり良い印象がありませんでした。しかし、そこを去る頃には富士山が違って見えていたことから、滞在中の出来事によって「私」の心境の変化したこと描かれています。

『ナニコレ珍百景』

『ナニコレ珍百景』とは、2018年からテレビ朝日系列で放送されているバラエティ番組です。これは『衝撃映像バラエティ ナニコレ珍百景』の後継番組で、こちら2008~2016年に放送されていました。

全国各地の珍しい風景の映像を集め、お笑いトリオの「ネプチューン」の名倉潤と堀内健がそれぞれプレゼンします。そして、審査員長の「ネプチューン」原田泰造とゲスト審査員が「珍定」か「選定」したものが「珍百景」として登録されるという内容です。


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