「冒頭」とは?意味や使い方を対義語を含めてご紹介

映画や小説、演説などにおいて「冒頭」は、とても重要かつ意味のある部分と考えられるでしょう。しかし、「冒頭」が厳密にどこからどこまでを指すのかは曖昧な感じがしますね。この記事では「冒頭」の意味や使い方を対義語を含め紹介します。

目次

  1. 「冒頭」の意味
  2. 「冒頭」の使い方
  3. 有名な「冒頭の一文」
  4. 「冒頭」の対義語は?

「冒頭」の意味

「冒頭」とは、「文章・談話のはじめの言葉、文句。物事のはじめの部分。」​​​​​​という意味です。映画・小説などの始めの部分や、交渉や式典の最初のことを指します。あらゆる物事において「冒頭」は、相手に印象づけたり、引き込んだりする重要な部分とも言えそうですね。

しかし、「はじめの部分」では、ややざっくりとした印象を受けるかもしれません。「冒頭」が指す範囲は、辞書では明確に定義されていません。よって、各々で範囲の解釈が異なると言えます。

「冒頭」と表記された文章は別として、小説であれば「最初の1ページ」「10ページくらい」、プレゼンやセミナーであれば「開始から5分」「10分まで」など、さまざまなとらえ方があるでしょう。

「冒頭」の使い方

「冒頭」は、演劇、小説、エッセイ、会見、交渉など、さまざまなことの「はじめの部分」を指して使うことができます。

身近な使い方としては、ドラマや映画の「冒頭」などと用いることでしょう。プレゼンやセミナーなどのビジネスシーンでは、「冒頭お話したように」など、先述の内容と重複することを伝える意味合いで使われることもあります。

例文

  • 「時候の挨拶」とは、手紙の冒頭に書く礼儀文のことだ。
  • ドラマ「古畑任三郎」は、冒頭から殺人犯が判明しているという奇抜な発想が視聴者にうけたのだろう。
  • 映画の冒頭部分を見逃したせいで、登場人物の関係性が理解できないでいる。
  • 総理は、会見の冒頭で国民全員に向かって謝罪を行った。
  • 冒頭お話した通り、今日の授業内容はテストとは無関係だが、ぜひとも聞いていってほしい。

有名な「冒頭の一文」

「冒頭」は大まかな定義ですが、「冒頭の一文」とは「最初の一文、つまり最初の文字から最初の句点まで」を指します。小説において「冒頭の一文」は、読者を引き込むための重要なポイントでしょう。著名な作品の冒頭の一文を、いくつか紹介します。

【作品例】

  • 国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。(雪国 /川端康成)
  • 木曽路はすべて山の中である。(夜明け前 /島崎藤村)
  • 親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。(坊ちゃん /夏目漱石)
  • 或日の暮方の事である。(羅生門 /芥川龍之介)
  • 死のうと思っていた。(葉 /太宰治)

「冒頭」の対義語は?

「冒頭」の対義語は、辞書上に明確に示されたものが存在しません。ここでは、反対の意味を持つ関連語として「末尾」「結末」「エピローグ」を紹介します。

「末尾」

「末尾」には「すえ。おわり」という意味があります。主に書物などで使われる言葉で、「文章の末尾」「手紙の末尾」というように使います。「冒頭」と異なり、テレビや映画の終わりの部分を「末尾」とは言いません。

また、くじ引きなどの際に「末尾〇番」というような表現をします。例えば「末尾3番」と言われれば、「一番下のケタが3番」と解釈できます。

「結末」

「結末」「物事・文章などの終わり。最後のしめくくり」という意味です。こちらは広いジャンルで使うことができます。「物語の結末」「映画の結末」などと用います。

映画やドラマなど、作品の「結末」部分には物語の全てが詰まっており、「冒頭」と並び大切な部分と言えるでしょう。それだけに、先に「結末」を知ってしまうこと(いわゆるネタバレ)を嫌うという人は少なくありません。

「エピローグ」

「エピローグ」「曲や小説、演劇などの終わりの部分」のことです。英語の「epilogue」をカタカナ読みしたもので、対義語に「プロローグ(prologue)」があります。

演劇などにおいては、物語を補足するための一幕、という役割があります。また、小説や書物では「物語の最後」または「あとがき」を指して使います。


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