「調整」の類語とは?意味や使い方を含めてご紹介

駅の券売機が「調整中」という画面になっていたり、ビジネスでは日程を「調整」したり。「調整」は日常のさまざまな場面で聞かれる言葉ですが、それぞれどのような意味で用いられているのでしょうか。この記事では「調整」の類語を意味や使い方を含め紹介します。

目次

  1. 「調整」の意味
  2. 「調整」の使い方
  3. 「調整」の類語

「調整」の意味

「調整」の類語はいくつか挙げられますが、まずは「調整」の意味を理解しておきましょう。「調整」とは、「調子を整え過不足をなくし、程よくすること。ある基準に合わせてちょうどよい状態にすること」です。

不具合が起きていたり、ばらつきがあったりと、そのままにしていては何かしらの不都合があるものに対して、手を加えて整えることを表します。

「調整」の使い方

「調整」は、比較的身近な言葉のひとつでしょう。自販機や券売機、電車の時刻表示など、「調整中」と表示されているのを見かけたことがあるかもしれません。この場合は、不具合を整えているので使うことができない、と解釈できますね。

また、「スケジュール」や「意見」などを一つにまとめることも、「調整」と表現します。

例文

  • 近くの自販機で飲み物を買おうとしたら、調整中の貼り紙がしてあった。
  • 今日の話し合いでは賛否両論さまざまな意見が出されたので、調整してまとめることにした、
  • 試合に向けて、コンディションの調整をメインにしたメニューを組もう。

「調整」の類語

「調節」

「調節(ちょうせつ)」「程よく整えること。釣り合いのとれるようにすること」です。「調整」は不釣り合いや不具合を整える、といった意味合いですが、「調節」はあれこれ手を尽くして、希望の状態に整えるというニュアンスがあります。

【例文】

  • 冷えすぎて風邪を引いても嫌なので、冷房の温度を調節した。
  • 私にとっては良い湯加減だが、妻には熱すぎるので水を入れて調節した。
  • 強火で炒め続けたら焦げてしまうよ。火加減を調節しないと。

「修正」

「修正(しゅうせい)」とは、「良くない所を直して正しくすること」です。不十分なものに手を加えて正常にすることという点において、「調整」に近い言葉でしょう。

ただし、「修正」は「間違っているものを改める」という意味を含みます。ですから、むやみに「調整」を「修正」に置き換えると、文脈が変わってしまうことがあります。たとえば、「スケジュールを調整する」と「スケジュールを修正する」では意味が異なりますね。

【例文】

  • 委員会で修正予算が発表され、議員の多くから不満の声が飛んだ。
  • 会議の結果、今日の意見を修正案として正式に受理することになった。
  • 前回実施されたテストが先生の修正付きで返却された。

「折り合う」

「折り合う」とは、「互いに譲りあって、双方の意見を一致させること」です。「折り合いをつける」という表現もしばしば使われます。価格やスケジュールなどを、ある点で一致させて整えるという点において「調整」の類語と言えます。

【例文】

  • 販売価格の交渉が続いていたが、ようやく先方と折り合うことができた。
  • 友人との旅行先は決まったが、日程の部分で折り合いをつけるのが難しそうだ。

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