「課題」の類語とは?意味や使い方を含めてご紹介

「課題」の類語は何でしょう?そもそも「課題」とは何を指す言葉でしょうか。「将来への課題」「夏休みの課題」…自主的に見つけるものから、人に課されるものまで、さまざまな「課題」があります。今回は、「課題」の類語について、意味や使い方を含めてご紹介します。

目次

  1. 「課題」とは?
  2. 「課題」の使い方
  3. 「課題」の類語
  4. 「課題」の英語表現

「課題」とは?

「課題(かだい)」には、以下の意味があります。

  • 仕事や勉強など、それをやるようにと与えられた題目や問題。
  • 解決しなければならない問題。

熟語の成り立ちから考えると、「題を課す」なので「(人に)問題を与えること」という意味になります。しかし、現在では「課題」をこの意味で使うことはごく稀でしょう。

「課題」の使い方

「課題」は、学校の先生から与えられたもの、何かの規定によって提示されたものなど、具体的な内容を伴って用いられることがあります。一方で、目的達成や解決に向けての一里塚として、やや抽象的なことも「課題」と呼びます。

例文

  • 今度のピアノコンクールの課題曲が発表された。
  • 夏休みの課題を放置していたので、最終日に地獄を見ることになった。
  • 生徒会は、校則改定のために動き出した直後、困難な課題に直面した。
  • イベントの実施、実現に向けてはまだ課題がありそうだ。

「課題」の類語

上記の通り、「課題」には「やらなくてはならないこと」というニュアンスがあります。ここでは、「すべきこと」「やらなくてはいけないこと」という意味を持つ言葉を、いくつか紹介しておきましょう。

「命題」

「命題(めいだい)」とは、以下2つの意味を持つ言葉です。

  1. 題をつけること、またはその題。
  2. (論理学で)ひとつの判断の内容を、整った言葉で表したもの。数学では、真か偽か原理的に定まっているもののこと。真偽の判断対象となる式や定理。
  3. 人から課せられた、あるいは自らに課した問題。

2の意味で使われる場合、「課題」の類語として用いることができます。「課題」に比べ、やや規模感の大きい「問題」を指すことが多いでしょう。

【例文】
  • 目的達成のためには、この命題を解決する必要がある。
  • 最大多数の最大幸福の達成こそが、近代国家最大の命題である。

「ミッション」

「ミッション」とは、「使節、使節団」を意味する英語の"mission"のカタカナ表記です。多くの場合、「キリスト教の伝道、布教、宣教や伝道団体、伝道組織」を意味します。「ミッションスクール」を思い浮かべると、意味が分かりやすいですね。

そこから転じて、「使命(しめい)」すなわち、「重大な任務」という意味も持つようになりました。この意味で用いられる場合、「ミッション」は「課題」の類語たり得ます。

【例文】

  • 船外活動を開始した宇宙飛行士たちは、予定されたミッションを順調にこなしていった。
  • このミッションの成功率は極めて低い、と言わざるを得ない。

「課題」の英語表現

「課題」を英語で表現するには、まず「課題」がどのような意味で用いられているのかを把握しておくことが必要です。ここでは、それぞれの意味に対応した英語表現を紹介していきます。

「題目」としての「課題」

作文や論文の「題名」「題目」という意味で「課題」を用いることがあります。この場合は、”subject"や"theme"と訳されます。

【例文】
I wrote a composition on the subject of my favorite book.(私の好きな本、という題で作文を書いた)

「宿題」としての「課題」

「宿題」という意味での「課題」を英訳する場合、"homework"の他に、"assignment"や"exercise"などを用いることができます。

【例文】

  • I'll give you a few summer assignment.(ちょっとした、夏休みの課題を出します)
  • I have many math exercises to do today.(今日は数学の課題がたくさんある)

「解決すべき問題」としての「課題」

目標を達成するために、解決するべき問題という意味で使われる「課題」は、英語では"problem"で表されます。

【例文】
This is  the problem that we are facing now.(これが、我々が現在直面している課題だ)


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