「学がない」とは?意味や使い方をご紹介

最近のニュースを見ていると「学がない」と思わざるを得ないコメンテーターが増えているのではないでしょうか。小学生でも言えるような当たり前のことを言いながら、偉そうにしている。見ていて気持ちよくはないですよね。この記事では「学がない」の意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「学がない」の意味
  2. 「学がない」の使い方
  3. 「学がない」の類語

「学がない」の意味

「学がない」とは、「学問の知識や素養がないさま。教養がなく浅薄であるさま」を意味する言葉です。人は幼き頃からの経験や教育によって様々な知識、素養を蓄えていきます。

つまり、「学がない」といっても学問や教養を全く身に着けていないという訳ではなく、通常持ち合わせているだろう知識・素養が少ないこと、または、そのような人を指します。

一般的に「学がない」という言い方は、その人を見下すような形で使われるため、安易に口に出すことは失礼に当たります。

「学歴」は関係ない

「学がない」の「学」は、「学問の知識や素養、教養」のことで、学歴の事ではありません。幼稚園から大学まで通っていれば、知識や教養を身に着ける機会が多いことは確かです。しかし、学校に通わなくとも身に着けることは出来ます。

裏を返せば、大学を卒業していても真面目に学んでこなかった人は「学がない」と呼ばれてしまう可能性があります。また、知識や素養などはその人が育ってきた環境にも少なからず起因します。

現在、ご高齢の方には大学に行けなかった人も大勢います。しかしながら、大卒がある程度当たり前になった若者より学がある人が多いのは、経験値の差があるとしても、「学ぶこと」への意欲が今とは大きな差があったためなのではないでしょうか。

「学がない」の使い方

一般的に、年齢の割に「学がないな」と思われたり、言われるのは、社会人になって以降が多いようです。

例文

  • 会議という大切な場で新人社員がいきなり下品な言葉を口にしたので「この新人は学がないな」と思った。
  • 学がない生徒はすぐにインターネット上にある文献をそのまま引用する。
  • 最近、学がない社員が多くて困っていたんだよ。君のような人間はわが社に必要だ。

「学がない」の類語

「無学」

「無学(むがく)」には、2つの意味があります。1つは漢字の通り、「学問・知識のないこと」。一般的には「学がない=無学」と表記されることがあります。

もう1つは「煩悩(ぼんのう)を断ち尽くして、もはや学ぶことのない境地」という仏教での意味です。学ぶことがないということは「学を究め尽くした」状態を表し、「学がない」とは反対の意味になります。

また、「有学(うがく)の徒」という言葉があります。「無学」の対義語に「有学(煩悩を断ち切れず、学ぶべき余地がある状態)」があり、人は皆「有学の徒」なのです。

「無知蒙昧」

「無知蒙昧(むちもうまい)」は、「無知」と「蒙昧」からできた四字熟語です。「無知」とは「知識がない様子」、「蒙昧」は「知識が開けず、道理が理解できないこと」をそれぞれ指します。合わせると「知識がなく、道理が理解できない」という意味になります。

「蒙昧」は、本来「霧が立ち込め暗い」という意味があります。それが転じて「道理が暗い=道理が理解できない」となりました。ちなみに「蒙」は「イノシシが草に覆われている様子」、「昧」は「日の光が、伸びてきた若い枝に遮られた様子」をそれぞれ表しています。

「無知蒙昧」には、似た意味を持つ四字熟語が複数存在します。

  • 無知無学(むちむがく):知識も学問もない様子
  • 不学無術(ふがくむじゅつ):学問も技術もない様子
  • 無知愚昧(むちぐまい):知恵や学問がなく、愚かで物事の道理がわからない様子
  • 無知無能(むちむのう):知識や能力がないこと


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