「椿」の花言葉とは?意味や使い方をご紹介

椿は世界三代花木と呼ばれ、バラやシャクナゲとともにとても有名な花です。緑の葉と赤い花のコントラストがとても素敵な冬の植物。椿に小鳥が止まっていたら思わず立ち止まって眺めてしまうでしょう。今回はそんな麗しい花「椿」の花言葉や由来についてご紹介します。

目次

  1. 椿の由来と特徴
  2. 椿の種類
  3. 椿の花言葉
  4. 椿に関連すること
  5. 椿のまとめ

椿の由来と特徴

「椿」は日本の花で学名もカメリアジャポニカと言います。「椿」は国字で漢名は「山茶」(さんちゃ)。ツバキ科の常緑樹で冬から早春に咲き、花は雄しべごと抜け落ちて散ります。椿は「古事記」や「日本書紀」にもその名を載せているほど昔から身近な花でした。

花の少ない時期に見事な花を咲かせ、葉はつややかにひかり、そして長寿であるため「繁栄の象徴」とされその存在は神聖なものでもありました。

「椿」は観賞用だけでなく、木は綿密で硬いため木魚や楽器に使用され、種子からは高価な椿油を採取し、化粧用・食用・工業用になっています。

昔から椿を庭先に植え、その美しさを商家たちは楽しんでいましたが、武家たちはぽろりと抜け落ちる椿の花を「首が落ちる」と連想し嫌っていました。

椿は18世紀にヨーロッパに紹介され人々は椿の美しさを賞賛します。フランスでは椿の「コサージュ」が流行し貴婦人のドレスを飾りました。デュマ・フィス作、ベルディ作曲のオペラ「椿姫」が流行ったのもこの頃です。

椿の種類

椿は品種がとても多い植物で、中国や日本を中心に230種もあります。外国に渡って帰ってきたときに別の名前になっているものもあります。花形や花色の違う園芸品種が作られており、絞りの入り方も実に多彩なのです。

日本には「ヤブツバキ」「雪椿」「山茶花」「ヒメツバキ」が知られています。

「ヤブツバキ」の花は横、あるいは斜め下を向いて咲きます。

「雪椿」は日本海側の雪の多い地帯に分布が限られます。幹が横に這い、雄しべの糸は黄色く筒状になりません。

「山茶花」の葉は椿に比べて小さく、葉のふちがギザギザしています。雄しべの糸は黄色く筒状にはなりません。又、椿のように花ごと散らず花びらがバラバラと散るのが特徴です。

「ヒメツバキ」は沖縄に原生しています。

椿の花言葉

椿の花言葉は「完全な愛」です。椿の存在感にふさわしい花言葉ですね。

白い椿の花言葉「完全な美しさ」「誇り」、
ピンクの椿の花言葉「控え目な愛情」「つつしみ深さ」です。

「椿」は2月4日生まれの方の誕生花です。

~2月4日生まれのあなたはこんな人~
とても常識的に見えますが、周囲が驚くような突拍子もないことをしても平然としていられる肝っ玉の持ち主。遊び心があり、物覚えが早いあなたは周囲の人から頭の良い人と評価されています。

椿に関連すること

赤ちゃんの名前

「椿」…バランスが整った字体だとは思いませんか?

たくましく、すくすく育ってほしいという願いを込めて子供に植物の名前をつける親は多いでしょう。名づけに「椿」はとても人気があります。「椿」は13画で字画による運勢によると親切で思いやりのある幸せを手に入れやすい名前となります。

男の子の名前 
•椿樹(つばき)椿生(つばき)椿貴(つばき)

女の子の名前
•椿乃(ちの)椿姫(つばき)椿菜(はるな)

凛とした字体、古き良き時代の力強さと気品を感じさせる素敵な名前ばかりですね。

花より男子 椿

人気漫画がドラマや映画で実写化され、大人気となった「花より男子」をご存じでしょうか。

主人公である庶民的な女の子「牧野つくし」と財閥の御曹司であるF4のリーダー「道明寺司」の学園ラブストーリーで、その中に「道明寺司」の姉役として「椿」が登場しています。強くて優しくて綺麗、まさに才色兼備な女性です。植物の「椿」が人間だったらまさにこんな人だろうと思わせる人です。

椿のまとめ

「椿」の特徴をご紹介してきましたが、ご参考になりましたでしょうか。容姿端麗、そして中身も実用的な「椿」。日本人に古くから親しまれてきたことが理解できますね。花ごと散りゆく様は潔くカッコ良ささえ感じます。厳しく辛い冬でも「椿」のように強い心で人を照らす存在でありたいものです。

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