「息を呑む」とは?意味や使い方を類語や例文を含めてご紹介

「息を呑む」は「いきをのむ」と読みます。テレビでスポーツ観戦をしていると解説者が「思わず息を呑む展開ですね」なんて実況したりします。生きていれば「息を呑む」瞬間は多く訪れるものです。この記事では「息を呑む」の意味や使い方を類語や例文を含めて紹介します。

目次

  1. 「息を呑む」の意味
  2. 「息を呑む」の使い方
  3. 「息を呑む」の類語

「息を呑む」の意味

「息を呑む」には息を、「はっと驚いて息をとめる・緊張しながら見守る」という意味があります。例えば「息を呑むほどの光景」とは「思わず息を止めてしまう程の光景」のことを指します。

人が「息を呑む」ときは感動したときに限ったことではありません。「驚いたとき」や「緊張した時」なども人は息を呑みます。「はっと息を呑む」や「緊張に息を呑む」がそれにあたります。

「飲む」と「呑む」の違い

「息を呑む」の「呑む」は、「飲む」ではありません。「飲む」「呑む」の線引きはとても難しいのですが、昔は、液体は「飲む」で、固体は「呑む」だったそうです。しかし今では、「お酒を飲む・呑む」どちらでも表記できるようです。

雰囲気や要求、固唾(かたず)など比喩的表現に使われる「のむ」は、「呑む」と一般的に表記されます。文章を書いていてどちらなのか分からない場合は「のむ」と平仮名で表記することをおすすめします。

「息を呑む」の使い方

【例文】

  • どちらが勝ってもおかしくない緊迫した試合に、テレビで観戦している私たちも思わず息を呑んでしまった。
  • 富士登山は辛く厳しい道のりであるが、頂上に着くと思わず息を呑んでしまう絶景が私たちを出迎えてくれる。
  • 痛々しい彼の傷跡を見て私たちは思わず息を呑んだ。
  • 卒業論文の発表会で自分の順番が近づくたびに緊張のあまり息を呑んだ。

「息を呑む」の類語

「言葉を失う」

「言葉を失う」には、「衝撃や感動を受けて言葉が出なくなること」という意味があります。衝撃の内容には良いもの・悪いものがあり、「感動・感銘」または「失望・飽きれ」でも同じように「言葉を失う」を使うことが出来ます。

「言葉を失う」に近い四字熟語に、「茫然自失(ぼうぜんじしつ)」があり、「あっけにとられて我を忘れてしまうさま」という意味があります。一緒に覚えておくと良いでしょう。

【例文】

  • 彼女のあまりの美しさに言葉を失ってしまった。折角、声をかけてもらったのに変に思われなかっただろうか。
  • 私は初めてモナ・リザを見た時、言葉を失うほど感動した。
  • 友人が交通事故にあったと電話で聞いて、しばらく言葉を失ってしまった。

「絶句」

「絶句」には、「話の途中で言葉に詰まること・演劇のせりふが途中でつかえること」という意味があります。「言葉を失う」と同様に「感動したとき」や「驚いたとき」などにも使います。

【例文】

  • 知り合いがテレビのインタビューに出ているのを見て思わず絶句してしまった。
  • 彼女の成績が良くないのは知っていたが、実際に解答用紙を見て思わず絶句してしまった。
  • 山頂からの素晴らしい光景に私はただただ絶句していた。

「唖然」

「唖然(あぜん)」は、「呆れて(あきれて)言葉が出ないさま・あいた口がふさがらないさま」という意味があります。「息を呑む」とは「言葉が出ない」という点で通じるものがあります。しかし、「唖然」の場合は「感動して」ではなく「呆れて」という意味で使います。

【例文】

  • 彼の突拍子もない回答にクラスの全員が唖然とした表情を浮かべていた。
  • お腹が痛いという理由だけで早退しようとする彼に教師は唖然としていた。
  • テストで毎回赤点ギリギリの彼女だが、勉強をしない理由を聞いて唖然とした。

「固唾を呑む」

「固唾(かたず)を呑む」には、「事のなりゆきを案じて息を凝らすこと」という意味があります。「固唾」とは、緊張して息を凝らした時に口の中に溜まる唾のことです。「緊張しながら息を凝らす」という点で「息を呑む」とは近い言葉と言えます。

【例文】

  • 日本代表の試合を固唾を呑んで見守ったが、惜しくも敗れてしまった。
  • 彼女の発表会を固唾を呑んで見ていたが、そんな私を知ってか知らずか彼女は楽しそうに演奏をしていた。
  • 中学受験の発表の日、私は掲示板に向かう息子を固唾を呑んで見守った。


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